(車内のドアですが、小さくTSUBAMEと読めます)
九州の特徴なのでしょうが、どこの飲み屋に行っても、尾頭付きの刺身を食べた後、
必ず店員が「天ぷらにしますか、塩焼きにしますか?」となるのです。
九州以外にも、このサービスをやっているお店はあるのですが、
一部の店だったり高級店に限っていたりと、かなり限定されますね。
また刺身を食う時のお醤油、これがまるで違います。
日本地図で言うと、上限は山口県あたりまででしょうか。
とにかく刺身醤油が、ドロッとしてて甘いのです。
もちろん普通の醤油もありまして、九州の人間は2種類の醤油を使い分けるのです。
折尾の駅からタクシーに乗って、親戚がやっている瓦屋さんまで。
運転手さんが63歳で地元の人間、その彼が何気なく、
日炭高松の懐かしい話を聞かせてくれました。
日炭高松とは、日本炭鉱株式会社のことで、
当時は北九州工業地帯の貯炭庫の観があり、
北九州唯一の海岸炭鉱だったところです。
日炭高松の山ノ神の話や、日炭高松が経営していた映画館の話やら…。
私の親父も、日炭高松でお世話になった口だから、話の信憑性が高くて面白い。
話は変わって、前日「やっちゃれ祭り?」と言うのがあったらしく、
今の時代、どこの行政でも町興しに力を入れているのかな、と思った次第です。
ところが、その祭りの案内書の中に、昭和30年代の炭鉱の様子が克明に…。
リリー・フランキーの小説「東京タワー、オカンと僕と、時々オトン…」
の世界が展開していて、それはもう感激しました。
実は、リリー・フランキー氏は僕より4つ下なので、
彼の描く世界に…ちょっと違和感を覚えたのも事実です。
ディテイルが違うのではないのかなあ…とね。(まあ、どっちでも良いことですが)
そういえば焼鳥屋へ行くと、最初にごっそりキャベツが出て、
これが本当に大皿に盛られてきて、ごま油やタレが掛かっていて実に美味しい。
関西から西の地方にだけ見られる傾向だと思うのですが、関東でもやったら。
この日、明日の研修に備えて、親戚と一緒に焼肉を食いました。
今は埼玉に住んでいますが、所謂東京の味に慣れた私にとって、
何と言いましょうか、別な焼肉を味わっているような感じがしました。
例えば、宮城県のホヤは未だに食べられませんが、食感的には、それほどの違いはなく、
しかし舌が覚えてしまっている味とは、残念ながらかけ離れています。
今度もう一軒、違う焼肉屋…ホルモン屋へ行くつもりです。
ホルモンなら大丈夫だと思うのです。
仕上げの焼きうどんやら、味が今でも思い出せますから。(楽しみです)
では明日は研修の様子を。