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2008年11月17日

葬儀司会研修in青森 その1(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

またまたFUNET会員様のところで葬儀司会研修。
今回は東北の青森の八戸にまで来ました。(寒いよ)
会員様の場所を回るというパターンは本当に多く、
実はこの後の関西方面も同様なのです。
葬儀司会研修といっても、E-ラーニングを初めとするFUNETシステムは、
既に使われているので、通常の研修とは少しだけ別パターンになります。
当然、FUNETの啓蒙もして参ります。
といっても、こんな使い方やあんな使い方という、分かりやすいパターンですが。



(八戸駅は、小奇麗な駅でした)

到着したのは、新幹線の駅では現在最北端にある青森の八戸駅。
紅葉もほとんどが終わりで、通過した岩手県の盛岡辺りがピークでした。
やがて南下して日本を縦断していくのでしょう…日本は縦に長いね。
駅で迎えてくれたのは、「おんでやぁんせ!八戸」の垂れ幕。
「八戸せんべい汁」と「いちご煮」が有名らしい。



東北の八戸というと、私のイメージではバリバリの「ズーズー弁」なのですが、
意外や意外、地域によっての方言は確かにあるらしいのですが、
思っていたほどではなく、何処とは言いませんが<北関東>の訛りの酷い地域より、
遥かに素晴らしい日本語を操っていました。(北関東の不思議!)
まあ言葉ですから、時代と共にテレビの影響が一番大きいのではないでしょうか。
まさにテレビは自然なE-ラーニングみたいなものでしようか。
日本語の口語体の全国統一を、明治以降の日本政府が、
100年掛かって出来なかったのに、それをたったの数十年でやるなんて。
(凄いですね!)

さて、研修はいつもと同様でパソコンをフル活用します。
午後の3時からスタートして、午後10時近くまでやりました。
時間帯が少し変わってると思いませんか。
青森のこの会館だけが特殊な時間割かといえば、実はそうではなく、
夕方の5時スタートという研修パターンもあるのです。
(但し、使える時間が極端に少なくなりますが…)
いずれにしても<後泊>という珍しいパターンです。
楽で良いですね…研修が終わってから飲みやすい。

ところがこの日、私は風邪を引いていて、声がガラガラ、喉がヒリヒリ…。
皆さんに大変ご迷惑をお掛けしました。
研修後の感想ですが、声の切れ味を良くする事が最重要課題です。
基本中の基本の発声練習をどこまで極められるか。
ただ、その一点に尽きますね…頑張ってください。
平素からのCMの見方や追っかけ方など、常に少しずつ気をつけてください。
だってFUNETを使っているのだから、後はクオリティだけですよ。



(右の写真は、お経本に興味を示す参加者です)


故人様のナレーションに関しては、漸く定着したようなのですが、
この地域の他社様では、一切ナレーションをやってないようです。
だから差別化は、間違いなく進みました。
ただ、お客様からのニーズはあるのですが、
寺院様によってはナレーションを嫌がる導師もいらっしゃるとか。
「余計なことは、一切するな、喋るな…」と。
まあ、僧侶の目から見て、ナレーションが余計なことと映るのでしょうか?
遺族からの要望がないのならまだしも、遺族の希望なのに、
僧侶としての既得権益に固執するあまり、
最終的には顧客である檀家に逃げられないか?
導師が一番偉いと決まっていて、<我儘を言い放題>というわけには、
現代のお葬式では、なかなかいきません。(不満も噴出します)
葬儀をやっている消費者は一体誰なのか?
お客様が望むものは、何なのか?
自分目線ではなく、相手目線で物事を考えましょうよ、お互いに。
まっ、一般的に東北は導師が偉い、強い、おまけに葬儀社がへっぴり腰…と言われる。
(私がそう思っているわけではありませんよ、一般的な噂です)

過去の話ですが、岩手県の某市での葬儀。
偏屈な坊主がいて、葬儀は自坊の本堂以外で執り行う事を認めない。
それだけならまだしも、参列者全員の正座が絶対条件だと。
自分は曲録に座っているくせに。
そして葬儀の喪主を務められる方が、御々足が悪くて、正座が不可能。
結局、喪主なのに、何度願い出ても、式場から追い出される始末。
一番悲しんでいる喪主様に対して、何てことをしているんだ?
「それでも葬儀か?」「それでも僧侶の端くれか?」
・・・すいません、つい興奮してしまいました。
どうやら東北方面には、手ごわい僧侶がたくさん居そうです。
負けるなよ、葬儀社!

明日に続きます。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2008年11月17日 09:00

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