今年の綜合ユニコム様主催の司会講座は、これが最後。
改めて思うのは、葬儀司会をやる上で基礎がどれだけ大切か、ホント痛感します。
そして司会キャリアというものが、いかに頼りのないものなのかも考えさせられます。
たった1年のキャリアで、皆が驚愕するほど巧い司会者が続々登場しましたからね。
正直に申し上げまして、課題のナレーションや弔電をCDに吹き込んで差し上げています。
今回の講座では、ベーシック講座とは別の作品を(7作品)差し上げているのですが、
このCDを聴けば聴くほど、巧くなるのです。
車の中で通勤途中に・・・繰り返し聴くことで、かなり身に付くのです。
でも、正確にコピーするというのは、大変な作業なんですよ・・・
しかし、未経験の方たちにとっては、何の癖も付いてないから、すぐにコピーしてしまう。
所謂E-ラーニングなのですが、これはFUNETで実証済みですから、分かっていました。
オーバーに言えば、完全に葬儀司会の歴史が、相関関係が、一変しているよう。
ちょっと大袈裟だけど、この10年でかなり変化しているのは本当です。
(最近のパターンなんですけど、知らない者同士の組み合わせでチャレンジします)
今回の目玉は、「社葬バージョン」と「家族葬バージョン」をチームでトライすること。
知らない者同士ですが、緊張感を維持しつつ、仲良く取り組んでいただきました。(感謝)
テキストの進行台本を割り振りしながら、それぞれの通過点には、
様々なポイントがあるのですが、正直言って時間的に分析してあげることが難しい。
実際の葬祭ホールを使いたいなあ・・・と思っても・・・叶わぬ夢。
それでも参加者は、かなりハイレベルに課題をこなされていました。
他人の司会を聞くことが、しかも巧い司会を数多く聞くことが、
上達への近道なのですから、いろんなパターンを作ってあげることが私の役目。
<耳>が鍛えられないと、自分の声のコントロールが出来ません。
たった1つの司会の中に、こんなに変化があるなんて。
進行のメリハリについて、じっくり考えてもらいたかったです。
司会という技術系のレッスンは、あまり緊張せず、恥ずかしがらず、
思いっきりトライできるように、雰囲気を作ってあげることも必要。
この年になって、こんな初歩的なことがやっと分かって来たようです。(スマン)
ノビノビやらせてあげれば、失敗も酷いけど、伸びるときの比率も凄い。
ナレーションの作成についての講座もメインなのですが、
起承転結は知っていても<序・破・急>って何のことか知っていますか。
話の<ヘソ>って何だと思います。
<箱(ハコ)書き>ってわかりますか。
<転の話の膨らみ>ってわかりますか。
パソコンを使って書くということが、どれだけ効果的だと思いますか。
勉強の素材はどこにでもあります。
日常のテレビやラジオの中から、プロの物の見方や勉強の仕方。
CMから少しだけヒントを紹介しました。(ベーシックでもやっていることです)
頑張ってくれた皆さんに、以下の言葉を贈りたい。
<プロの目を持った、素人>ではなく、
<素人の目を持った、プロ>になれ!
お疲れ様でした。
今後は、それぞれの持ち場で頑張ってくださいね。
いつかまた、お会いしましょう