今や葬祭業にいたっても、生半可なことをやっていては、
生き残れないところまで来ていると感じます。
お客様に対する接遇も、ちょっとやそっとのことをやっていては、
ダメだと言うことです。
厳しいですが、スタッフにはそのような本音の部分をお伝えしながら、
「誰もが口先だけでは無く、実践できなければいけない!」
ということをお伝えしました。
1年目は顧客満足という目的を目指して、スタッフの意識統一を図りながら、
基本の接遇を噛み砕いてお伝えしようと思っています。
3時間という短い時間ですので、講義よりも実践が中心になります。
最初の研修会当日、仕事を終えたスタッフ達が、
緊張の面持ちで会場の葬祭ホールに集まってくださいました。
この地域は、13年前に大規模震災による大変な経験をしています。
その時に、葬祭業の方々は本当に頑張ったとの話を聞きます。
又、この地域の世間の葬祭業者への見方が大きく変わったとも伺いました。
それまでは、どちらかというと葬儀という仕事に偏見を抱えていたお客様達が、
必死になって、仕事をする葬祭業者の姿を見たのでしょう。
そして葬祭業者自身の意識も、大きく変わったのだと思います。
お客様のために、葬儀をサポートする尊い仕事であるということを、
感じたのだと思います。
意識とは、他の人から何を言われても変わって行くことは難しいです。
しかし体験をした人は大きく変わります。
この研修会を通じて、これからの時代、
大きく変わって行くことを求められている葬祭スタッフの皆さんの、
3年にわたっての様々な教育をサポートさせていただこうと、
心新たにいたしました。