自宅介護をしているご家族は、たくさんいらっしゃると思います。
私達の体験なんか、序の口かも知れませんが、なにせ介護初心者の母も私も、
どうしてよいのか分からず、壮絶な現実でした。
とにかく二人で力を合わせて、出来ることを尽くした・・・という感じです。
夜中の介護が続き、母は倒れそうでした。
それを支える私達家族をも巻き込みました。
父は、年明けには入院することが出来ましたが、この病院に長くいることは出来ません。
入院早々、次への転院の話がされました。
もちろん私達家族は、納得せざるを得ません。
今年は初めから「父の介護」という、いつ終わるとも知れない戦いが始まりました。
仕事と家庭、そして親の介護という現実とどのように折り合いをつけて、
そして進めて行くかは、私にとっての大きな問題です。
母を支えながら、父の残された人生をどのように歩めるよう、サポートするのか・・・。
「QOL」(質の高い人生を送らせてあげる)などと言葉で言うことは簡単ですが、
それをどのように実行するのか・・・。
私達には何が出来て、何が出来なくて、父はどうして欲しいのか、欲しくないのか・・・。
毎日考えても考えても、未だ頭と心が着いて行きません。
目の前にあることをひとつずつクリアして行くことだけで、精一杯です。
その中で、確実に父の人生は最終章を迎えつつあるのです。