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2009年03月02日

葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】開催について (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

3月9日、綜合ユニコム主催の葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】が開催される。
今回が第36回目だから、10年以上続けている司会講座の中で、
この講座だけは、年に数回(春と秋)こなしてきたことになる。
ずっと担当して下さっているK氏によれば、今回の参加者は31名。
ちょっと多い、20名程度がベストだからと申し合わせているのだが、
こればかりはどうしようもないようだ。
2月中旬に満員で締め切ったが、まだ申し込みがあるらしく、
追加開催として4月6日に37回目をやらせていただくことになった。
地方からの参加となれば、交通費も含めてかなりの出費だろう。
この不景気に、大変ありがたいと思っている。

講座のテキストは、始まった当初(90年代)とは随分違う。
葬儀自体が変化しているので、それに伴い司会の有り様が変わった。
また基本的に参加者のレベルも上がってきている。
年齢も若返ったし、女性が圧倒的に増えた。
始めた頃は、参加者よりも年下だった私が、いつのまにかオジンになった。(笑)
そして今では、すでに葬祭ホールがあることは前提のようだ。
葬祭司会を取り巻く様々な環境の変化に応じて、
テキストの内容だけでなく、その分量もグンと増えた。
数年前からは、CDに収録した弔電やナレの課題も一部お渡ししている。
とても1日では終わらない量だからこそ、資料としてお持ち帰りいただきたい。
何度もセミナーに参加しなければならない、とは思っていない。

10年以上続けていれば、色々とある。
「ナレーションで無理に泣かせようとかオカシイよ」と発言して、
参加者と物議を醸し出した事が懐かしい。
葬儀社は、司会に対するスタンスの取り方が間違ってはいないか、
という発言も過激だったかもしれない。
敬語の取り扱い方は?また葬儀司会の役割は?著作権の保護について?
と小賢しい事を連ね、むしろ宗教儀礼とのリンクの大切さを説き、
遺族に寄り添うとは?悲しみを共有するとは?…と、同時に宗教家への批判もした。
アドバイスは辛口で、周りは敵ばかりになり、さぞ冷や冷やしたことだろう。
思っているメッセージを伝える事に夢中だから、続けて来られたのかもしれない。
担当のK氏は、苦労が絶えなかったと思う。

またこの間、その時々の要望に応える形で様々な商品も出させてもらった。
例えば、2001年に著作権等管理事業法が施行されるのに伴い、
オリジナルのBGMを発売したことがキッカケで、その後も続々と…。
ナレーションに関しては数種類、BGMも数種類、そして接客のDVDなど。

さて、来週のテキストだが、パワポの07版のパフォーマンスが素晴らしい。
見ていて楽しくなるテキスト作りを目指しています。
セミナーの開催を、自分が一番楽しみにしている。
参加ご希望の方は、4月にまだ空きがありますので、そちらへ回ってください。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年03月02日 09:00

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