講座のテキストは、始まった当初(90年代)とは随分違う。
葬儀自体が変化しているので、それに伴い司会の有り様が変わった。
また基本的に参加者のレベルも上がってきている。
年齢も若返ったし、女性が圧倒的に増えた。
始めた頃は、参加者よりも年下だった私が、いつのまにかオジンになった。(笑)
そして今では、すでに葬祭ホールがあることは前提のようだ。
葬祭司会を取り巻く様々な環境の変化に応じて、
テキストの内容だけでなく、その分量もグンと増えた。
数年前からは、CDに収録した弔電やナレの課題も一部お渡ししている。
とても1日では終わらない量だからこそ、資料としてお持ち帰りいただきたい。
何度もセミナーに参加しなければならない、とは思っていない。
10年以上続けていれば、色々とある。
「ナレーションで無理に泣かせようとかオカシイよ」と発言して、
参加者と物議を醸し出した事が懐かしい。
葬儀社は、司会に対するスタンスの取り方が間違ってはいないか、
という発言も過激だったかもしれない。
敬語の取り扱い方は?また葬儀司会の役割は?著作権の保護について?
と小賢しい事を連ね、むしろ宗教儀礼とのリンクの大切さを説き、
遺族に寄り添うとは?悲しみを共有するとは?…と、同時に宗教家への批判もした。
アドバイスは辛口で、周りは敵ばかりになり、さぞ冷や冷やしたことだろう。
思っているメッセージを伝える事に夢中だから、続けて来られたのかもしれない。
担当のK氏は、苦労が絶えなかったと思う。
またこの間、その時々の要望に応える形で様々な商品も出させてもらった。
例えば、2001年に著作権等管理事業法が施行されるのに伴い、
オリジナルのBGMを発売したことがキッカケで、その後も続々と…。
ナレーションに関しては数種類、BGMも数種類、そして接客のDVDなど。
さて、来週のテキストだが、パワポの07版のパフォーマンスが素晴らしい。
見ていて楽しくなるテキスト作りを目指しています。
セミナーの開催を、自分が一番楽しみにしている。
参加ご希望の方は、4月にまだ空きがありますので、そちらへ回ってください。