神社で不謹慎なのだろうが、
不幸にもこの世に誕生できなかった子供たちの事を思う。
小さい子供は、といっても身体の大きさは区々だが、
荼毘に附してもお骨があまり上がらないこともあるらしい。
その時…唖然とする、また、だからこそとても悲しいものだ。
周囲の者も、どう言葉掛けしていいものか分からない。
水子の場合は、特にそうだ。
法律的には4ヶ月以上の場合、<死胎>というそうである。
「死産届」と「死胎火葬埋葬許可証」が必要だ。
死産胎児だけでなく中絶胎児も同様の手続きが必要だ。
ほとんどお骨が上がらないというのは、悲しいだろう。
話は逸れるが、その他奇妙な体験をしたのは…
何故そうなったのかは、今となっては記憶が曖昧だ。
ただ、火葬してくれと指示された「足」を持参して火葬場へ。
その足は片足で、太腿の付け根から切断されていた。
しかも仕事が雑というのか、ダンボールに入れられ、
そのダンボールは真ん中がプックラと膨らんでいる。
火葬場へ持ち込めば、誰が見たって足だと分かるだろう。
分骨用の容器と共に火葬場へ向かった。
拾骨も私が一人でして、記憶に寄れば遺族のお宅へ返しに行ったはずだが…。
献体だったのか? 病気による切断だったのか?
そんなことすら、記憶から飛んでしまっているのは何故だろう。
古い話だし、もう年だから…かな。
明日は、忘れもしない子供の葬儀の続きです。