遺影写真風は、工場長の力作です。
お願いして作ってもらいました。
制作時間は約5分です…早っ。
それでは原稿です。
子供が小さい頃、お散歩の途中、道ですれ違ったブルドックを見て、
「お父さん、かわいそうな犬がいるよ」と、
それはそれは可愛い声で言ったものです。
私は直ぐに「かわいそう」じゃなくて「かわいい」でしょ、と誤魔化しました。
ご近所の方に、失礼ですからね。
でも、あのブルドックという犬は、品種改良から作られたって事知ってました?
てなわけで、今日は「かわいそうな犬の」じゃなくて、
「ブルドック」の品種改良について。
ブルドックは、鼻ペチャ・頬の筋肉は垂れ下がり・口が大きく・短足という、
つまり、見てくれはブサイクな犬ですが、
ワザワザ品種改良までして作られたのは何故でしょう。
時は、中世の英国。
ここでブルドックは、遊びのために品種改良から作られます。
13世紀~17世紀のイギリスでは「ブル・バイティング競技」
という遊びが流行してまして、これは、雄牛に犬を噛み付かせる競技。
この競技のために、小型のマスティフが改良されて、
やがてブルドックになったと言われています。
足が短いのは、背が高いと牛の角で胸や腹を突かれる危険性が高いからです。
鼻ペチャなのは、牛に噛み付くとき、鼻が高いとジャマになって呼吸がしにくいから。
口幅が広いのも、まさにその方が噛み付きやすいから。
さらに、体の前半分が重くて、後ろの部分が軽い、
つまり逆三角形のような身体をしているのも、
噛み付かれた牛が簡単には、振り飛ばせないようにしたかつたかららしいのです。
無垢な子供がつぶやいた「かわいそうな犬」っていうのは、当たってるんですよ。
まあ、人間てえのは、ホントに自分さえ良ければ楽しいという、
救いようの無い無責任な生き物ですなあ。
では、また。
私が一番かわいがっているのは、外で飼っている犬なんです。
馬鹿な犬なんですけど、やっぱり一番古くからいるので、かわいいですな。
それから音声の編集に関しては、言いたいことがたくさんありますが、
ポイントはアナログ的なデジタル編集を目指しております。(一応)
ITは使わなきゃダメですよ。
なーんてね。