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2009年05月15日

葬儀司会研修会を終えてin長野 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

実務経験2年以上の方を対象に、中級レベルの司会講座をやらせていただいた。
来月は初心者クラスを中心に執り行われる予定だ。
もう7~8年お世話になっているこの団体は、県下45程度の葬祭ホールを有し、
葬儀司会に限らず各研修にも熱心である。
この日も、お隣の部屋では「グリーフサポート研習会」が行われていた。
ご担当のH先生に挨拶に伺ったら、受講生は顔見知りばかり。
あちこちで挨拶され、そうか皆はもうそれなりにベテランで司会は卒業し、
もっと中心的な業務に携わっているんだな…と感心した。
そういえば過去にも、「渉外講習会」なんかと一緒になり、
学ぶ環境が整っているなと思っていたが…(長野は凄いね)、
企業としてのモチベーションが高く、活性化していますね。


さて、司会の研修に話を戻そう。
初めから発声練習などは出来ていて当たり前。
経験が2年以上だから、普段からやっていない人が悪い…
とは言っても、やらせないわけにもいかないから、「面白発声練習」をやった。
目で先の文字が読めていないと、どこで切って良いのかわからない、
そういう文言が散りばめられている発声練習なのだ。
そうやって受講生を刺激して、笑いながらも、勉強させる。
頭をなでなでしても、怒って怒鳴っても、脇をコチョコチョしても、
決して巧くはならず、「自分でやらなきゃ!」と思わせなきゃならない。



基礎復讐が終了したら、今日のテーマ。
ナレーション中心に、その作り方、取材方法、文章作成、読み方…etc
お互いに取材し合って、各自発表してもらった。
どこが足らないのか、何がリアリティを生み出さないのか、
全員に対して私が感想を述べることによって何かを掴んで欲しい。
やり方は様々で個性的で構わないが、いつも同じ価値観のナレーションはつまらない。
それぞれが背負った人生の背景が見えてないと、薄っぺらくなりますよ。
あんまり書くと怒られるから、このへんで。



MP3再生機が地方初登場なんだけど、皆さん随分使いこなしていました。
何せ15作品のナレーションが聞き放題。
休み時間、煙草タイムやトイレタイムも耳にイヤホンを嵌めたまま。
一瞬、全員でG1でも聴いているのかと思ったぜ。
あのーそれから、トイレは止めてもらえませんか。
聴けば聴くほど上達しますから、頑張って。


先輩社員が後輩社員に指導するという関係がしっかり出来ていたはずなのに、
つまり一般企業でいう「メンター」と「プロテジェ」の関係。
さらには女性司会のロールモデルもいたはずなのに。
異動やら環境の変化で、残念だが司会力は若干落ち気味か…残念。
また新しいモデルを作りましょう。
皆さん、大変お疲れ様でした。
次は6月に伺います、宜しくお願いします。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年05月15日 09:00

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