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2009年05月08日

新型インフルエンザの騒ぎから思う(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

新型インフルエンザ、流行っていますね。
流行っているといっても、メディアの上で、ですけれども。
ちょっと騒ぎすぎかな、とも思います。
変にいえば、魔女狩りのような雰囲気も感じますね。
成田の女性が怪しいだの、横浜の高校生が怪しいだの…。
両者とも問題なかったんですけれども、
ちょっとかわいそうな気もします。

今回の騒動で特に深刻なのは、豚肉業界でしょうか。
当初、「豚インフルエンザ」という配慮に欠ける名称で呼ばれていたため、
少なからず風評被害の影響があったようです。
「鳥インフルエンザ」、「狂牛病」ときて、遂に「豚インフルエンザ」
豚肉だけは病気とは無縁の肉だと思っていたんですけどね。
もはやメジャーな肉で、安全な肉が無くなってしまいましたね。
自分の舌と胃の強さを信用するほかありません。

メディアが騒ぎすぎ…といえば、
草なぎ君の公然わいせつ事件も騒ぎすぎな気がします。
単に酒を飲みすぎて服を脱いだだけなのに、可哀想に。
(同情票も多いようですけどね)
まぁ、草なぎ君の場合はメディアで稼いできたから、
メディアに潰されても文句は言えないか。

昔の話ですが、ナタデココって流行りましたよね。憶えてますか?
あの時の日本の熱狂的ブームの需要を満たすため、
東南アジアでは大規模なナタデココ農園を作っていたそうです。
しかし、ブームはすぐに終焉し、生産者は大規模な負債を背負ったそうです。
その辺の事は、あまり放送されませんでしたね。
…そもそも、ナタデココなんて、もはや死語か。

サッカーも飛ぶ鳥を落とす勢いだったけど、
今はまた、落ち着いてきましたね。
ワールドカップで建てたスタジアムの採算は取れているのかな。

何やら「ブーム」に水を差すような内容になっていますが、
ブームや熱狂するマスコミ自体を批判している訳ではありません。
ブームの裏には不幸もあるということを、
意識しといた方が良いよねということです。
人は熱狂していると、興味ある側面しか見れていないと思うので。

そういう意味では、葬祭業界も注意すべきタイミングかもしれません。
「おくりびと」がアカデミー賞を取って騒がれました。
今年は、何かと「おくりびと」にちなんだサービスや名前が多い気がします。
そのサービスは、来年どうなっているんでしょうね。
「おくりびと」の熱狂に便乗しようとして、
実は手痛いしっぺ返しを食らうのではないか…とも思います。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年05月08日 09:00

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