セミナーそのものは、昨年の10月以来でした。
今年に入ってから少しずつ、
セミナー内容のマイナーチェンジをしようと頑張って来ました。
短いセミナー時間の中で、
どの部分に焦点を合わせていくかを選ぶことは、本当に難しいです。
欲張り過ぎると内容は広く浅くなり、こだわり過ぎると狭くなります。
セレモニーアテンダントが学ばなければいけないことは、本当に多岐にわたります。
今年に入ってから、実父の介護を始めました。
一時は危なかった時期を、
もうすぐ遺族になるかも知れない家族の心理で実体験しました。
その日々は本当に辛く苦しく、
遺族心理に近い気持ちにどっぷりとつかった毎日でした。
そして今でもその気持ちを引きずっています。
セレモニーアテンダント側ではなく、遺族側の気持ちにスイッチが入っています。
すると、葬儀の場面で行われることが多面的に見えてきます。
今回のセミナーは、その体験をどう取り入れていくのかが、1つのポイントでした。
遺族側に立ったり、葬儀社側(アテンダント)に立ったり、
それを講師としてどう表現するのかに悩みました。
今は予期悲嘆のような気持ちも入り混じって、
今回は最後まで、講師としての私の視点が揺れに揺れました。
セミナーの最終目的は、セレモニーアテンダントが、
葬儀の現場で何を求められているかをしっかりと見つめ、それをお伝えすることです。
アテンダントとしての気持ちから、ぶれないことです。
綜合ユニコムセミナーご担当者のK氏にもたくさん相談をしながら、まとめました。
K氏も、ギリギリまであきらめないで、テキストの手直しを伝えてくれました。
私も、最後までそれに食らいつきました。
相当疲れましたけれど、今出来る最高のものをお伝えしたくて頑張りました。
毎回セミナーは、少しずつ私を講師として成長させてくれます。ありがたいことです。
お出でいただいた受講生の皆さんからも、多くの貴重なご意見と、
励ましと勇気、やる気をいただきました。ありがとうございます。
皆さんも、それぞれの地域に戻って、どうぞ頑張ってください!
お疲れ様でございました。