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2009年05月11日

セレモニーアテンダント養成講座がありました(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

4月末に、綜合ユニコム様主催、セレモニーアテンダント養成講座がありました。
早いもので13回目の開催です。
今回は全国から25名の葬祭スタッフの皆さんが集まってくださいました。
開催場所は、上野にある「葬送館 スペースアデュー」さんです。
初回からお世話になっている本当に素敵な葬祭ホールです。
心地よい環境の中で開催される接遇セミナーは、
講師としても本当に気持ちがいいものです。


セミナーそのものは、昨年の10月以来でした。
今年に入ってから少しずつ、
セミナー内容のマイナーチェンジをしようと頑張って来ました。
短いセミナー時間の中で、
どの部分に焦点を合わせていくかを選ぶことは、本当に難しいです。
欲張り過ぎると内容は広く浅くなり、こだわり過ぎると狭くなります。
セレモニーアテンダントが学ばなければいけないことは、本当に多岐にわたります。

今年に入ってから、実父の介護を始めました。
一時は危なかった時期を、
もうすぐ遺族になるかも知れない家族の心理で実体験しました。
その日々は本当に辛く苦しく、
遺族心理に近い気持ちにどっぷりとつかった毎日でした。
そして今でもその気持ちを引きずっています。
セレモニーアテンダント側ではなく、遺族側の気持ちにスイッチが入っています。
すると、葬儀の場面で行われることが多面的に見えてきます。
今回のセミナーは、その体験をどう取り入れていくのかが、1つのポイントでした。

遺族側に立ったり、葬儀社側(アテンダント)に立ったり、
それを講師としてどう表現するのかに悩みました。
今は予期悲嘆のような気持ちも入り混じって、
今回は最後まで、講師としての私の視点が揺れに揺れました。
セミナーの最終目的は、セレモニーアテンダントが、
葬儀の現場で何を求められているかをしっかりと見つめ、それをお伝えすることです。
アテンダントとしての気持ちから、ぶれないことです。

綜合ユニコムセミナーご担当者のK氏にもたくさん相談をしながら、まとめました。
K氏も、ギリギリまであきらめないで、テキストの手直しを伝えてくれました。
私も、最後までそれに食らいつきました。
相当疲れましたけれど、今出来る最高のものをお伝えしたくて頑張りました。
毎回セミナーは、少しずつ私を講師として成長させてくれます。ありがたいことです。
お出でいただいた受講生の皆さんからも、多くの貴重なご意見と、
励ましと勇気、やる気をいただきました。ありがとうございます。
皆さんも、それぞれの地域に戻って、どうぞ頑張ってください!
お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年05月11日 09:00

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