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2009年06月22日

第46回初級司会講座終了in岡山 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

春の初級コースのラストを飾る講習会なのですが、
今年から大阪ではなく、岡山県での開催となりました。
前泊で現地入りした私は、岡山駅からほど近い会場へ向かいました。
早く着いたのに、私はいつも地図を持ち歩きませんので、
電話で工場長に会場までの道順の指示を仰ぎます。

 


ところが、これが、まあ説明が下手なこと、
すっとこどっこい・・・さっぱりわかりません。
15分ほどロスしました、このーッ!! 岡山の桃でも打つけたろうか、
こうなったら自力で、運を頼りに、会場を探すのみです。

何とかなるものです・・・平素から行いが良いからでしよう。(あー神様・仏様)
無事に会場に到着しましたがな。
まだ5時近くでしたので、私の前の講座のM講師が頑張っていらっしゃいました。
この団体に即した内容で、細かい点まで、かなり工夫を凝らしています。


  


別の会場を借りると何かと辛い、明日の研修の荷物を置いとくわけにもいかず、
私はホテルまで、宅急便で送った、MP3等が入った箱ごと持ち帰ります。(グスっ・涙)
事務局の方も、大きな箱に必要書類等を全部入れ、再び梱包です。
力仕事なのですが、机や椅子の片付けまで、岡山県のスタッフ(受講生)が、
手伝ってくださいました、ありがとうございました。
(岡山は、いいところです、岡山県民は力持ち・・・桃太郎やーい!)

漸くホテルへ戻ったら事務局の方と明日の打ち合わせ。
ついでに表へ出て、お食事をご馳走になりました。
驚いたことに、(私は知らなかったのですが)路面電車が走っています。
夕方の岡山市内の街並みは綺麗ですね。
タクシーが多いのにも驚きで、結構な都会なんですよ。



事務局のT様がお気に入りの水路に連れて行ってくださいました。
なかなか親切です、こういう水路っていうんですか、幻想的で、
携帯で写真を撮ったにも関わらず、雰囲気までもが撮れていてビックリ。
下の写真の真ん中辺り、よーく見てください。
分かる人には、分かると思うのですが、河童の頭の皿の一部が・・・



良く見ると・・・写っていませんでした。(アハハ)
お腹すいてさ、冗談でも言わないと暇が持ちません。
そこで、郷土料理を出してくれるお店に立ち寄ったのですが、
私はそもそも食生活が貧しいので、食べていて何が何やらさっぱり。
郷土料理として有名な「ままかり」が海水の魚なのか、それとも淡水なのかとか。
そもそも「ままかり」という名前の由来は、この魚の酢漬けがあまりにも美味しいため、
飯がなくなってしまい、隣の家から飯を借りてまで食べたことから・・・だそうです。
因みに、ままかりの「まま」は、「まんま」と同じ「飯」のことで、
漢字では「飯借り」と書くそうですよ。
私も、いただきましたが、隣の家から飯を借りてまで・・・
という気には、とてもなりませんでした。(ごめん)

また、岡山では「鰆」をかなり意識して売り出しているのだとか。
「鰆」とは、春に外海から瀬戸内海に入り込み、
春漁の魚から「鰆」と書いて「サワラ」と呼んでいるが、
「サ」は狭い「ハラ」は腹を意味し腹が狭くスマートな体形と言うのが語源のようです。
色々とご馳走になりました。(ごっちゃんです)

あっ、このとき富山県のご出身だというS様との会話で、
色々と故郷自慢大会みたいになって、美味しい物を紹介し合っていたら、
「富山のとなみ野農協の大門(おおかど)素麺」を是非と勧められました。
早速購入しました、これです。



確かに、腰がしっかりしていて美味しいです。
素麺というと、真っ直ぐになっていると思うのですが、
この素麺は曲がっていますし、わざわざ二つに割って湯がきます。
面白いです、ありがとうございました。

さて、翌日の研修は、いつも通りパワフルですよ。
何せ岡山の郷土料理をいただいておりますので、朝目が覚めたら、
犬や猿やキジを侍らせ(はべらせ)、桃太郎の格好をしたまま眠っている、
自分に気がついたりして・・・。
よっしゃー鬼退治じゃー・・・(嘘)
(せーなこと ゆーかなー)(何、いようーるん)・・・方言です。

葬儀司会の初心者に向けて、どのように取り組んでいけばよいのか。
不安に思っていることがきっとあるはずだが、一つずつ解決へ向けての提案をします。
ただ大切な事は、まずやってみること。
発声練習も様々なバージョンがありますので、やってみる、そして自分を知る。
ニュアンスを相手に伝えることも、やってみる、そして実力が分かる。
弔電も読んでみる、そして上手いか下手か、どこがいけなかったのかを学ぶ。
アナウンスも声に出してシミュレートしてみて、色んなものが見えてくるのです。
宗教儀礼も学び方を教えますし、必要な本も知っている限りは紹介します。
特に、各宗派の本山出版部からだされている機関紙など、
これから業務をやっていく上で、長い年月を掛け、学んでいただきたい。



(本人に了承していただきました、ありがとうございます・・・手がモデルみたい)

最近、音声トレーニングとして提供しているMP3再生機。
今日も朝一番で使い方の説明をして、休憩時間のたびに使ってもらいました。
やはり熱心に聴いている方は、それなりに巧くなります。
司会経験が数か月の人でも、充分形になっている人もいました。
表現には、理屈がありますから、それも説明しますが、
理屈が分かったからといって、すぐに出来れば天才です。
頭ではイメージ出来ても、身体は、声は、思うようにはいきません。
だからこそ難しいのでしょう、トレーニングが必要です。
たくさん音声を聴いて、自分が真似できない箇所に自分の欠点がある。
そこを修正していくことがレッスンに繋がりますよ。
今後の皆さんに期待しましょう。
大変お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年06月22日 09:00

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