九州の特急電車のグリーン席は、スリッパが付いているのが特徴。
車内は程よくクーラーが効いて、気持よかっ!
佐賀駅に向かう途中、車内から吉野ヶ里遺跡が望めるたいっ。
かつて、のんびりと散策した記憶がある・・・スーツのまま歩いたので、
水虫になったが、私は「吉野ヶ里水虫」と呼んで重宝したものだ。(嘘)
佐賀駅前には、「面浮立」の像と「葉がくれの里」のモニュメントが。
佐賀の名物「面浮立(めんぶりゅう)」は、この地方独自の伝統芸能で、
かけうち(踊り手)に鬼の面(浮立面)をかぶり、
頭にシャグマ(毛又は麻)をつけ、前には小太鼓をつりさげ、
笛や鐘、太鼓のリズムに合わせて手を振り、足をあげておどる勇壮な踊り。
面浮立の面は、鬼であるが、しかしこの鬼面は決して人に害を及ぼすことはなく、
むしろ人の生活を守り、また悪霊を退治する鬼として昔より民衆に親しまれ、
また大切に扱われてきたものです。
(悪いオニばかりとは限りませんよ・・・岡山の桃太郎さんへ)
・・・佐賀は地味だからさ、世間には知られてはいませんけどね。
どうしても佐賀行きを強行するわけは、一週間前、
中学・高校時代にお世話になった方の訃報が届き、弔問に伺う予定である。
佐賀駅で友人の車に乗せてもらい、かつての記憶を頼りに向かったけれど、
何せ田舎は細い道が多く、学生時代、自転車でテクテク通った道を、
大人になって車で走ると、感覚がまるで違う。
何度か迷いながら漸く到着した。
「・・・懐かしい・・・」
やんちゃだったあの頃の、遠い記憶が昨日の出来事のように・・・。
無沙汰を詫び、御挨拶してからお邪魔した。
祭壇に向かってお線香をあげる時、遺影写真が目に飛び込んでくるが、
四角い写真になってしまったご母堂様を眺めると、とても辛い。
積もる思い出話を伺った・・・病院での闘病生活の様子、お孫さんとの関係、
たまに帰省するドラ息子の話、僕らが迷惑をかけたけど、楽しい昔話・・・。
病室で、会話が不可能になってしまったご母堂様の最後の筆談の跡・・・
亡くなる日に残された、そのラストメッセージには、
【私は、お父さんが、大好き】
紙切れに書かれたこの言葉が、ご母堂様の最後の言葉だったとのこと。
57年間も寄り添った、ご夫妻の響き合っている様子が良くわかって感動した。
本当に泣けてくる・・・最後の最後まで、かわいいお母様だったね・・・
ご冥福を祈ります。(合掌)
博多に戻らなければならないが、駅の近くで友人と食事を取りながら一杯。
駅前のシャッター商店街の多さに驚くと共に、不景気にもかかわらず、
頑張ってまだ店を続けている友人の話を聞くと嬉しい。
お酒の席だから、いろいろな話がでたけど、
今、テレビで活躍している「本村健太郎弁護士」が、佐賀で講演をするらしい。
それも2.000人も入るホールでやられるとか。(来年の一月予定)
かつて僕は、まったくの冗談で「行列のできない弁護士」として、
このエッセイの中で紹介してしまったのだが、その後ホントにその番組に出演している。
出始めた頃、こちらも気を使い、コメントすることは気がひけた。
頑張ってくれれば、それでいいのだから。
弊社は、一度弁護士としてお世話になっているが、彼との関係はそれ以前に遡る。
佐賀県出身の彼には、大いにエールを送りたい。
頑張れ、健太郎!!
とんぼ返りで博多へ。
翌日から研修が待っている、福岡・佐賀・大分・長崎の4県合同の講習会だ。
佐賀駅を出る時は写真のように寂しい限りだが、
博多に到着したら、まるで昼間のようだった。
今日は、縁日か何かか?と思わせるような賑わいである。(凄いわ)
さて、遅くなったがホテルに到着。
明日は講習会の報告です。