鎌倉五山というのは禅宗の寺格です。
禅は、達磨がインドから中国に伝えて成立したとされる大乗仏教の一派。
(葬祭ディレクターの学科に出そう)
その影響か、建物も、他の寺とは少し違う雰囲気があったように思います。
宗派は臨済宗。(臨済宗は、日本の禅の宗派の一つ)
上の写真の総門は、京都の般舟三昧院から移築されたもの。
調べてみたら「巨福山」の額も有名なようです。
(巨のところに墨が落ちたような点があって、
変な額だなぁって思っていました。…怒られるか。)
仏殿。
増上寺にあった崇源院の霊屋を、建て替えの際に譲渡されたもののようです。
仏殿には、本尊の地蔵菩薩が安置されております。
像高が2.4mと高く、威圧感がありました。
寺院の隣に鎌倉学園があるから、子供の守り神がいるのはちょうど良いですね。
方丈と庭園。
方丈とは、寺院の住職が生活する建物をそう呼ぶそうです。
中は相当広い。拝観料は安いのに相当お金持ちな寺です。
カネと言えば、「梵鐘」が国宝ですね。
創建当時の数少ない遺品だそうです。
と、こんな感じです。
10分程度の滞在で、足早ですわ…。
続きまして、円覚寺。
「えんがくじ」と濁音で読むのが正確らしいですね。
北鎌倉駅のすぐ近くでございます。
山門です。大きい。
建長寺でも思いましたが、門が大きい。
1785年に再建…台風とかで落ちてこないか心配。
外観も、インド風、中国風の雰囲気です。
ちなみに兄の話によると、昔は鎌倉街道から鎌倉に入るには、
必ずこの山門を通らなければならなかったようだけど…
その真偽は定かではない。
この山を切り崩して掘ったような穴、何なんだろうなぁ、
焼き物でもしているのかしら…と思ったら、
どうも故事で鹿の群れが飛び出してきたと言われる穴らしい。
「白鹿洞」。
山号も「瑞鹿山」で、鹿と縁があるんだねぇ。
鎌倉にある、奈良ですね。
最後は黄梅院。
落ち着いた雰囲気で、茶室もありました。
庭園も綺麗に掃除されていて、普通な感じで良かったと思います。
やっぱり、日本の庭園には苔がよく似合いますね。
ということで、鎌倉レポートは完結です。
3時間で自転車で鎌倉を縦横しました。
あー疲れた!