さて翌日は、お借りした葬祭ホールでの基礎講習会でした。
葬祭業に入ってまもないスタッフ向けに、
葬儀の仕事について、葬儀の接遇について、分かりやすくお伝えしました。
新人と言っても若い方ばかりではありません。
そこが少し難しいところですが、
意識、心構え、自分の気持ち・・・等など、私も通って来た道のりです。
早い内に気持ちの切り替えをして、活躍していただきたいと思っています。
それから特殊な現場での、様々な環境に負けない自分作りを、
私の経験からお伝えさせていただきました。
昨年までこの講習会は、団体本部会議室で行われていました。
広い県内からおいでになるスタッフにとっても、交通の場所的に相応しかったとのことです。
しかし、新人さんに会議室の中で葬祭ホールをイメージしていただくことはとても難しく、
講師としては歯がゆい気持ちでおりました。
そこで昨年から事務局の方にお願いをして、
今年から基礎講座の開催場所を葬祭ホールにしていただきました。
この基礎講習会は現場に出て数ヶ月という受講生が多く、
実際の場所で実際の物で伝えなければ、研修会の意味が少ないと感じていました。
実際の式場で、実際の動きや言葉がけ、
備品を使って、見て、聞いて、動いて、講師からのフィードバックを受けて・・・の繰り返しは、
新人の皆さんにストレートに伝わった様子で、成功だったと思います。
ご配慮いただいた事務局の皆様には、心から感謝いたします。
いつも関心しますが、こちらの多くのホールは、
様々な飲み物を用意した給湯器や、抗菌おしぼり、
又、AEDの設置、式中の雑音に配慮したお断りの文章など、
お客様が心地よくご利用できるように、様々な工夫がされています。
皆さんの葬儀に対する感性が伝わります。
こちらの葬儀団体での次回研修会は、すぐに行われます。
次回は、3年以上経験の中堅スタッフから担当者レベルまでの実践トレーニングです。
新人の皆さん、この仕事を好きになって頑張ってください。
葬儀のお客様は待った無しで、皆さんのサポートを待っています。
大変、お疲れ様でございました。