昨年までは、学科試験は「弊社の守備範囲外」だからという理由で、
手を付けていませんでした。
あまり出しゃばり過ぎても、嫌味に思われますし。
自分の役割を果たせば、それで良いかなと。
ライトなのに、センターの飛球を捕るような真似はしません。
(ちなみに、社長はイチローが好きではありません)
…しかし、「葬祭ディレクター技能審査対策」と銘打っている以上、
看過できない状況も出てきています。
実技筆記の得点率が上昇している一方で、学科試験の得点率が低下していること…。
また、学科試験で70%以上の得点率を得ないと、その時点で足切りされること…。
そう、学科試験で相当の得点を得ないと、葬祭ディレクターの試験は合格しないのです。
にもかかわらず、学科試験の対策が全くできていない状況がそこにはある。
これは受験生のために、良くない。
そして、結果として合格率が悪くなるのは、弊社にとっても良くない。
お互いのためになるなら、いくぶん守備範囲外ではあるけれども、
少しでも対策をしておいた方が良かろう…ということで、
【学科試験模擬問題】を作成しました。
研修では、「学科試験のための時間」を設けられてはいませんが、
井手講師が少しは触れてくれる予定です。
ちなみに…、
私が今年の5月末に、「何も勉強しない状況」で過去問題を解いたところ、
正解率は、
・2級……65%
・1級……55%
でした。
一応、過去何年か葬祭ディレクターのテキストを手伝ってきたはずなのに、
なんじゃこりゃー(松田優作)。
2級は、多少勉強すれば、安全圏にはいけるかな。
でも、1級は、勉強しないと、合格は無理だこりゃ。
いやー難しい!!
「学科なんて一般常識問題の範疇でしょ?」なんて思っていた数年前が、懐かしい。
ショック。一夜漬けでは合格無理だわ、こりゃ。
特に1級は、葬儀の歴史、宗教の問題は、知らないと全く歯が立ちません。
さらに、法律系の問題は専門的な用語が難しい。
・遺留分
・法定相続
・直系尊属
…etc.
普通、こんな言葉は、現場の葬儀施行で出てきませんよね、親分。(誰?)
今年、葬祭ディレクターを受験される方は、
一度、学科試験の過去問題を解いてみてください。
「思ったより難しいな…」と思われるのではないでしょうか。
合格ラインに達していないなら、
学科試験にも力をいれてみてはいかがでしょうか。
あと2ヶ月と少しですが、健康に気をつけながら頑張りましょう!