ZARDといえば、ちょうど私が中高校生くらいの時にピークでしたでしょうか。
「負けないで」や「揺れる想い」などなど。
思い出せばすぐに口ずさめる良曲が多かったように思います。
高校の卒業時に親友が「マイベスト曲」のカセットをくれて、
その中に「負けないで」が入っていたのが思い出されます。
懐かしいなぁ。
展示会の会場は、大きく3つのエリアで区切られていました。
①ジャケット写真
②歌詞&プロモーションビデオ
③コンサートで着用した衣装、遺品
ジャケット写真のコーナーは、
CDのジャケットになっていた写真をパネル用に拡大出力して、
それを額に入れて飾っていました。
気になったことは、写真の部分のみに四角く光が当たっていたこと。
パネルの大きさはマチマチだったので、額の内部に光源があるのかと思ったのですが、
どうも「四角い光を制御できるスポットライト」があるようです。
興味深いですね。
また、薄暗い会場の中でパネル面に当たる光が反射しないように、
額の表面にアクリルやガラス等の保護はありませんでした。
もちろん、写真自体がプロの手によるものなので素晴らしいし、
どうやってこんな写真撮るんだ…と思うものばかりで。
目の前に、坂井泉水さんが出てきそうなピント具合で、
ファンにはたまらない展示だと思います。
歌詞&プロモーションビデオのコーナーは、
壁にパネルに入れられた歌詞が飾られていて、
その横に20インチくらいのモニターがあり、
プロモーションビデオが流されてる。
その歌詞&プロモーションビデオのセットが、
20程並べられていました。
坂井泉水さん作詞の歌詞を読むコーナーだと思います。
加えて直筆の歌詞が飾られているものでは、
歌詞の作成過程も見て取れました。
例えば、名曲の「負けないで」では、
・【ふとした瞬間に、目と目が合った様に】 ⇒ 【ふとした瞬間に、視線がぶつかる】
・【最後まであきらめないで】 ⇒ 【最後まで走りぬけて】
といったような、修正場所が見て取れます。
言葉が違うだけで、随分と印象が違うように思います。
FUNETでもナレーションや追悼文など、
同様に言葉で印象を与えるものが多いですので、
言葉の大切さを、改めて考えさせられました。
コンサートで着用した衣装、思い出の品のコーナーでは、
主に衣装が飾られていました。
コンサート等に行っているコアなファンは、懐かしさもあるのでしょうが、
CDで曲しか聞いていない私は、どうも感傷に浸ることができず…。
ま、ファンに向けての展示ですからね。
私にとっては、一昔前のデザインの衣装だなぁとか、
Tシャツに使用感があるなぁとか、そんな懐かしさがありました。
思い出とは、そのモノと、
そのモノに関わる人の思いがあって、
初めて創出されるものですね。
会場の外には、ファンの寄書用のスペースがありました。
ボードの横にペンが設置してあって、親切設計です。
しかし、最終日の今日はどこにも書くスペースがなく…。
自主的な書き込みがこれ程あるなんて、とても愛されていた人ですね。
入場料はやや高いなと思いましたが、確りした展示でした。
葬祭ディレクター対策でバタバタとしている最中でしたが、
行ってよかったと思います。