6月の下旬・・・
全国から28名の方が集い、葬祭ディレクター技能審査の受験対策講習会が開かれた。
まだまだ業務経験が浅い人もいて、漸く受験資格を得たばかりという人もチラホラ。
講習に参加されて初めて学ぶ事も多く、大変驚かれ、そして勉強になったと喜んでいた。
だが、これは試験であるから合格を目標としている。
学ぶことの意味は確かに大きいが、なるべく多くの人に合格してもらいたい。
金魚の刺身じゃ困ります。
(どんなに綺麗でも食えません・・・転じて、合格しなければ意味なし)・・・座布団!
葬祭ディレクターの受験対策講習会を受け持って10年程度は経っている。
確かに、現在のクオリティは高いし、10年前とはレベルが違う。
今では、葬祭ホールを有していることが前提になっているような問題も多い。
こんなことなら、もっと前に受けとけばよかった・・・よく聞く話だ。
さて、私が担当した講座の内容は、実技筆記対策(60)・司会実演対策(60)・
接遇実演対策(20)・学科試験対策(200)である。(幕張装飾は他の講師)
2日間でこれだけの量をこなすのは、さすがにハードである。
確かに年々、難しくなる・・・
これを言いかえれば、女にふんどしだ。
(食い込む一方だ)・・・深い、深いけど下品・・・座布団取れ!
ホール葬が主流の現代は、分業が進んでいる。
そのため科目によっては、実務経験が無い人の挑戦も多くて講義の進め方には苦労する。
知っていて当然のような各宗派の名前や、弔電に普通に出てくる漢字が読めない。
宗派に限れば、地域性もあり、そもそも存在しない宗派もあるのだが・・・。
一方、予習までして取り組む方も一部いて各人の取り組みの違いその温度差を痛感する。
ただし本番までは、まだ2ヶ月以上あるのだから、
試験までの時間の使い方が、合否の別れ道になるだろう。
最後は参加者全員で時の声をあげる。
残りの2ヶ月間、皆様の健闘を祈ります。