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2009年08月07日

葬祭ディレクター研修会in鹿児島 その2 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

講座は1・2級合同の開催で、1級10名・2級17名の参加。
受講者全員が男性という、珍しい構成である。(すべての講座を含めて今年初めて)
それもそのはず、鹿児島のこの団体様は分業が進んでいるようである。
分業が進んでいると、とても得意な科目もあるけれど、
一方まるで太刀打ち出来ない科目があるものだ。
問題は、得意とする科目で高得点が期待できるほど得意なのかということと、
不得意科目をどうやって標準以上に、それも短期間で仕上げるかという2点である。
試験だから、全国を平均化して評価されるという点は致し方ないにしても、
鹿児島に限らず、特に地方の葬儀社では困るだろう。
所謂、葬儀の標準仕様というものが、地方は通用しないことが多いのだ。

全員に模擬の学科試験を行った。
宗旨宗派の問題にしても、多重敬語の問題、葬儀の歴史、関連法規、
宗教上の必要とされる知識や経験、習俗上のそれ・・・など、
幅広く出題してあるので、この学科試験で全体像が朧ながら見えてくる。
特に初めて受験される方にとっては、今後を占う意味で重要である。
試験が終わると、ガックリうな垂れている人が多いけど、
受験勉強はまだ始まったばかり、自分の足らない所に気付いた事を喜びましょう。

接遇試験対策は全員が誰かとコンビを組み、互いを厳しく評価します。
司会試験対策も、幕張との交互だから半分の人数に分かれるけど、やり方は同じ。
多分? 減点方式で点数を減らしにくいやり方を覚えるのがコツ。
今年も全国の多くの方とお話をしていて、139点で惜しくも落ちた人が結構いました。
あと1点取るだけで、バラ色の人生が・・・(ちとオーバー)
試験は点数が帰ってきますので、伺っていて厳しいなあと思います。
特に、1級の幕張装飾と1級の司会実演の審査は厳しい。

ビルの最上階からの研修は本当にロケーションが凄い。
オーシャンビューでの研修なんて贅沢過ぎます。
休み時間に伺ったお話ですが、
鹿児島県のある地域では、神道の海の魚は「めじな」を飾るそうです。
私は釣り好きではないので、めじなって? どんな魚。
そこでITの良さはハイパーリンクだから調べてみましたがな。

WEB魚図鑑にはこのような記述が。
(http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000044_1.htm)
1960年代に愛媛県西海が関西の釣り人により開拓され、空前のクロメジナブームになった。その頃クロメジナは釣り人に知られておらず、体形から「尾長ぐれ」と俗に呼ばれた。この尾長と呼び分けるためにメジナは、口太、もしくは口太ぐれと呼ばれるようになった。この尾長、口太の呼び分けは釣り雑誌で有名になり、関東でも、口太メジナ、尾長メジナ、九州でも口太くろ、尾長くろなどと呼ばれることもある

良くは分からないけど、鹿児島県独特の魚ではないようです。
また、かつて聞いたことがある鹿児島の方言で
「けっけっけっ」というのがあり、意味を教えてもらいました。
福岡の方言の「とっとっとっ」(取ってあるのか?)
と似たような意味なのかと尋ねたら、違うよだって。
意味は、「貝を買いに行こう」だったかな?(自信なしだけど)

また司会の研修の時、本人たちは標準語を使っているつもりだけど、
実際は大きく違っているのだろうな・・・というのを「からいも」と言っていました。
どういう意味? と尋ねたら「唐のイモ」が語源じゃないかと。
つまり同じイモを作っているのだけれど、唐で作ったのとは大違いらしい。

鹿児島の街にも路面電車が走っていました。
この街の路面電車は、何だかとても速い気がしたのですが、思い過ごしかな。
初日の夜は、事務局の方に天文館でご馳走になりました。
前から「天文館」って変な街の名前と思っていたのですが、
実は街の名前ではなくて、一帯をそう呼ぶのだとか。
(商業娯楽施設の総称)
由来は、かつて天文台・天文館が本当にあったそうです。
食事を取りながら、合格率を伸ばさなければと思った次第です。
(頑張ります・・・直前対策を製作中です)

帰路は空港ですから高速バスに乗るのですが、通常でも空港までは1時間半。
この日、何のトラブルかしりませんが20分遅れで、約2時間乗っていました。
鹿児島空港・・・遠過ぎ。(拘束・・・いや、高速バスだからさ)

また、直前対策試験で更にレベルアップをお願いしますね。
皆さん、頑張ってください。
大変お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年08月07日 09:00

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