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2009年08月05日

葬祭ディレクター受験対策研修in岡山 その2(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨日の続き。
研修の参加者は2級を受験する方が対象で約30名。
西日本を中心に全国から集まって来られました。
1日目は接遇受験対策から実施です。
今年は、ホールを有していることが前提となっているような問題が多く、
とても実践的な内容で充実していると思うのですが、
試験となれば、誰かが落とされるわけですから大変です。
ケアレスミスや小さなミスが命取りになることもあるので、
なるべく油断しないでトライしていただきたい。
また、今日から2日間勉強する仲間とも知り合うために、
向かい合わせになって自己紹介をし、お互いが審査官にもなってもらう。
相手のミスに気づくことによって、却って自分が省みられるという勉強にも繋がります。


今年からは、学科試験対策もやらせていただきました。
もう学科試験もやらないと、とても難しくなってきているからです。
オリジナル模擬問題を作成し、自分で採点してもらいましたが難しそうでした。
今は出来なくても、試験までにどの程度勉強が必要か、
また、各自どの範囲が不得意か、判ることが狙いです。
そしてそれが実技筆記の問題とも関連してきます。
想定模擬問題として45問用意されているのですが、中でも新設の問題が、
まるで入社試験のような新問題もありまして、次の用語を説明せよ、と。
バリアフリー、エコロジー、知的所有権、付加価値、WHOなどやe-メールやら、
全部で17の用語が列記されています。
これはガラリと葬祭業者のスタイルが変わるなあ・・・という印象です。
初日は、ディレクター試験に向けて各自が感じたハードルの高さと、
様々な知識を勉強したことで、クタクタになってホテルへ戻りました。

2日目、大人数ですので、幕張の時間を2班に分けて交互に練習します。
裏では、司会実演と前日に続いての接遇実演。
これもお互いにチームを組んで、互いの事を採点していきます。
何度かやっている内に、採点する側のコツが見えてきます。
ポイントは、正確性と速さを競う試験だというのが判って来ます。
じゃあ、そのためにはどうしたら良いのか、という質問を多く受けました。

2日間講座に参加してもらい、それぞれが努力しなければならない課題が見つかります。
今後は、各自の努力に期待いたしましょう。
試験は、受かる人を選別するということ、言い換えれば落ちる人を選んでいます。
出来れば全員合格してもらいたい、という願いがあります。
そんな期待も込め、最後は全員で「ガンバロウ!」

私は2日後に鹿児島ですので、このまま帰京せず福岡の親戚の家に向かいました。
岡山から新幹線で小倉駅まで、乗り換えて折尾駅、また乗り換えて中間駅。
親戚の家に一泊して、福岡から鹿児島へ向かいます。
小学校6年の1学期まで、この地で過ごしましたので懐かしい。
この日は地元の祇園祭があり、訪ねてみましたが昔日の面影はありませんでした。
時の流れを感じます。
寂しいものですねえ、では。

<追伸>
親戚の家で、相田みつをの詩に出会いました。
なかなか良かったと思いましたので、掲載します。

あるのです
昼間のみえないお月さま
あるのです
みえない人の心の眼
あるのです
お話出来ない人の
心の言葉
みえないけれど
あるのです

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年08月05日 09:00

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