さて、秋田県は方言がとてもとても深いのだ。
深すぎて・・・奥が見えなくて・・・とても理解しずらい。
これ「け」・・・これを食え
ここ「け」・・・ここが痒い
ここさ「け」・・・ここに来なさい
「け」という一文字を馬鹿にしちゃいけない。
その一文字に掛ける熱意たるや、秋田の人は半端ではない。
しかも「け」には他の意味も・・・「髪の毛」「脇の毛」「○○の毛」など当然あるのだ。
「○○の毛」と書いたら誤解されるから正直に書くけど、脛毛である。(ウッソー?)
しかも彼らは、テレビを標準語で見ていながら、同時に、
訳のわからない言葉(秋田弁)を使ってコミュニケートしているではないか。
「おかね」・・・お金ではない、恐ろしいと言っているのだ。
何年もお世話になっている研修センターは、秋田青少年文化センターだ。
それなりに洒落た建物で、夏の時期は若者が多く、この日も小学生の団体と、
県内の高校生の団体とキリスト教の団体がごちゃ混ぜになって騒がしい。
夜でも、隣接の体育館でバスケをやっていたり、フットサルに講じたり。
前泊していた私は一人ぼっちだから、一人でお勤めしても怖がられるし、
しょうがないので<ゆっこで>(大浴場で)クロールしてた。(さっぱりだぜ)
部屋は原則二人部屋であり、ひとつがソファーペットになっている。
私は一人で泊めていただくのでノンビリできるが、
若いころに戻って二人部屋で騒がしくやってみたい気にもなるから不思議だ。
翌朝、このシリーズの講習会は朝が早いのが特徴。
つい寝るのも早くなり、従って起きるのも早いのだ。
予定されている会場に行ってみると、ふっふっふっ、誰も来ていない。
よっしゃ、今日も鍛えるからねーっ、
と、待てども待てども誰も現れない・・・あれっ? もしかして???
慌てて場所を移動したら、二部屋借りてあって、私が居たのは幕張用の部屋だった。
失礼しましたー、てな訳で皆さんと合流。
秋田県と言えば、縄文時代より比内地方に生息していた比内鶏。
首が長く鶏冠が小さいのが特徴で、歯ごたえがあり、加熱しても肉が固くならない、
また肉の味が濃くて美味であると評判の日本固有の鶏である。
1942年に国の天然記念物に指定され、「比内鶏」の特徴を受け継ぐ形で
「比内地鶏」を開発し、現在我々が食しているのが比内地鶏である。
(近年、ちょっとお騒がせしたけどね)
その他、はたはた、きりたんぽ鍋、稲庭うどん・・・と美味しいものが目白押し。
日本酒の生産量は兵庫県が1位だが(秋田は5位)、消費量は堂々の1位だ。
秋田県民恐るべしだ・・・生産量が多い県が消費量も一番とは限らない。
そして待ちに待った日本三大美人といえば、博多美人、京美人、秋田美人。
残念ながら、私は秋田美人にだけは未だにお目に掛ったことがないけど、
・・・と書いている途中で思い出したよ、若い頃、桜田淳子と共演したことを。
それでもまだ、お目にかかってないと言い切る私が・・・「おかね」(おそろしい)
20名弱の参加者で、一泊二日、和気藹藹と過ごしました。
講習会の内容については、ほぼ同じです。(書くことありません)
初日の夜には親睦会という大宴会が催され、私は翌日もありますから一次会で退散。
(しかもがっこでちびちびと・・・がっこは漬物)
皆さんは、日本酒の消費量を稼ぐためにも頑張って飲みに行かれました。
思いっきり油をさして、夜中に帰ってこられたようです。
二日目は二班に分かれ、前日の宴会の効果もあって仲良くやってましたよ。
試験日まで残すところ僅か。
皆さん、最後の追い込み、頑張ってください。
お疲れ様でした。