ツッコミ所①
葬儀担当者は、葬儀に不慣れで精神的に動揺している遺族に、
料理を追加注文させるように誘導する。
⇒料理の利益率が高くても、葬儀担当者が遺族に対し、
「会葬者が多そうだから、料理を追加発注しておきましょう」
と単純に言うことはないと思います。
しかも、それによって請求料金が見積時の300万から400万になるなんて、
どれだけの料理をどれだけの数、追加発注したのでしょうか。
また、葬儀が慌ただしいと言っても、遺族が料理の変動内容を知らずに、
追加発注することなんてありないでしょう。
(普通は、見積り時に料理の変動費の内容を説明されているか、
料理の追加の都度に、あらたな見積もりが遺族へ報告されるはず)
料理の消費を多くするため、葬儀の担当者が、
会葬者に会食をするよう自然に促すことはあるかも知れません。
その程度だと思います。
ツッコミ所②
葬儀の見積もり時に「故人のために…」と言って、注文内容を吊り上げる。
(400万程度の見積もりに)
⇒「故人に口なし」ということを言いたいのかも知れませんが、
故人のために一般葬から社葬クラスの大型葬をされるのでしょうか…。
「故人中心」の考え方は葬儀内容を決める際の基本となる考え方ではありますが、
お金を吊り上げるための手段ではありません。
葬儀の質をグレードアップすることが、故人のためになるとは限りません。
また、これを遺族が知らないと考えているなら、現状誤認。
遺族の方が、故人らしい葬儀を求めています。
そもそも葬儀単価が下がってきているのが現状ですね。
ツッコミ所③
葬儀社の要請により宗派に関係なく動く、素人僧侶。
通称、アパマン僧侶。(寺ではなくアパートやマンションに住むため)
⇒実際の現状を知らないのですが、
こんなことを書かれたらお寺の人は怒るのではないでしょうか。
結婚式の似非神父と、同じ扱いですか…。
他にもツッコミ所が満載なのですが、
時間の関係で、ツッコミきれていません。
唖然とする内容ばかりです。はい。
これが全国のコンビニに置かれているなんて、少し寂しい思いです。
いわゆる単純に悪いメタファーとしての「葬祭業界」像が、
マンガに描かれている感じかな。1日程度は取材したのでしょうけれども。
ほとんど、作者の偏見ですね。
…困ったものです。
本当は、もっとしっかり書きたいのですが、
このマンガの反論に掛ける時間がないのが現状です。
すみません。それでは。