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2009年08月19日

接遇研修会のご報告(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

ある葬儀社団体様で、接遇研修会がありました。
県内から多くのスタッフが集まってくださいました。
葬祭ホールに限定した接遇勉強会3回シリーズの最終グループです。
これまでに2回、同じ内容で研修会が行われてきました。
事務局の方々による手際のよい準備作業は、いつもありがたい気持ちでいっぱいです。
いつも朝早くから様々な備品を車に積んで、広い県内を移動してくださいます。
この研修会は、事務局の皆さんの努力の上に成り立っているのだと思います。

 

研修会は、真宗大谷派の葬儀進行に沿った内容で行われました。
寺院様のご案内からはじまり、
喪主、遺族、親族、会葬者にいたるまでの接遇サポートを実践します。
特にこの研修会で特徴的なのは、
リーダーを中心に3人一組のチームを組んで葬儀進行をサポートすることです。
それを葬儀次第にのっとった形で実践していただきます。

あらかじめ、グループ分けをしてあるわけではありません。
異なる葬祭ホールのスタッフとすぐに実践しなければなりません。
打ち合わせの時間には、それぞれのチームが細かく話し合いをしていました。
リーダー役はグループの要です。
しかし、リーダーだけが頑張っても葬儀の仕事は上手く行きません。
リーダーはその他メンバーのために、メンバーはリーダーの指示を仰ぎながら、
行動することが求められます。
「一人は、みんなの為に、みんなは一人のために」ラグビー界の名言です。
「葬儀の仕事の本質は、チームワークです」と、
私はセミナーの中でいつもお伝えしています。
今回も、メンバーの皆さんはリーダーの采配の下に手際よく動いてくださいました。

 

この日は予定の参加人数を上回り、4人一組のグループ分けになりました。
自分の立場、役割を知り、お客様や他のスタッフの動きを見て、
自分が何をするのかに気づくこと。
これは葬儀の現場に立つスタッフに、最低限求められる能力です。
そして、スタッフの人数が多いほど、
ミーティング、打ち合わせを重ねて、意思の疎通をはかることが必要です。

「俺の背中を見て育て!」と言われた時代は、過ぎました。
今の時代は、相手に伝わる言葉や非言語コミュニケーションで、
指示命令の出来るリーダーが求められています。
そして、この団体ではそれが出来るスタッフが増えていると確信しました。
新しい時代を生きるためには、旧態依然としたやり方を、
どこかのタイミングで代えて行く勇気が必要です。
変化して行ける人が、生き残って行ける人であり組織です。

今期4回の葬儀接遇セミナーがすべて終わりました。
この地域の多くの葬儀スタッフの皆さんとの出会いを感謝いたします。
これからも頑張ってください。東京の空の下から応援しています。
又、来年お目にかかることが出来れば、とてもうれしいです。
事務局の皆様、大変お世話になりました。
お疲れ様でございました!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年08月19日 09:00

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