そんな愛知県人は格式や体裁にはうるさく、金銭感覚も優れ合理的な人が多い、
と言われているようですが、私に言わせれば「こだわり派」が多い気がします。
研修会の前日から入ったので、打ち合わせも兼ねてお食事をご馳走になりました。
県内の景気動向のお話や(主にトヨタなど)、葬儀業界の話題(イオン関係)など、
新たな動きに関して情報交換をしました。
面白かったのは、「こだわり」の部分なのですが、全国的にアサヒがキリンを追い上げ、
追い越したとしても、県内の人はどうしてもキリンビールにこだわるだというのです。
そこにどんな意味があるのか不明ですが、物の良し悪しや比較するという感覚よりも、
「理屈抜きで決めているんだから」という強い意志が見受けられるのが面白い。
考えてみれば、もう随分と長いことお世話になっている団体様です。
今では、葬祭ディレクター技能審査の有資格者も100名以上
(退職や転職で辞めた人は除く)、
所有する葬祭ホール数は今年度中に30ホール程度の予定だとか。
年間施行件数は、明確ではないけど5.000件弱・・・頑張っているのではと思う。
だけど同県内には、化け物のような大会社がいくつかあり、
県内の死亡人口も5万人程度だろうから、シェアとしては10%。
しかし、私はそれで充分だと思っています。
ライフラインの整備が終わり、継続的に人材教育にも力を注いできた結果でしょう。
新しく完成した会議室をお借りして葬儀司会の研修会が行われました。
都市部の葬祭環境は全国似たようなものだが、ここ愛知県にも
アウトソーシングの会社が多数あり、当然、葬儀司会の派遣会社があります。
この団体様は、どうしてもそのような会社に依存し過ぎる傾向にあり、
酷い時には司会も接客も中心は外注からの派遣者で占めていることもあるとか。
(都市部の葬儀社は、どこも似たり寄ったりだが)
つまり常勤のスタッフは男性中心で、派遣は女性・・・つまるところ、
勘違いをし、不当な男尊女卑の傾向がでてなければいいのですが・・・。
この日の研修会にも参加されるのは、男性が圧倒的に多いのです。
また、派遣される司会の会社のギャランティが、私の知る限りですけど、
日本一安い価格帯ではないのかな?
つまり質は別として(色々あるからね)、使いやすいのです。
何年もやっているくせに、情況を聞くにつけ、不安を覚えながらどうしたものか?
しかし、案ずるより産むがやすし。
主に新人の受講生は相変わらず元気がいいし、真面目だし、受講態度は素晴らしい。
出来れば、現場でも自分たちで司会を・・・という比率をもう少し上げて欲しい。
MP3で司会音声を聞かせて、課題を設けて発表して・・・折角だから現場でも使いましょうよ。
「葬儀司会実践研修」のテキストを使いながら、葬祭ディレクター技能審査のためだけ、
というのも、ちょっと寂し過ぎますから。
そして間もなく、ステップ2の研修会が行われます。
次回編も様々なチャレンジを設けていますので、積極的に参加してください。
大変お疲れ様でございました。