着物を選ぶにあたり、まず着物市のような催しに行ってみて、
販促や実際に織物をしている人に話を聞いてみるところから始めました。
初めて着物に挑戦するにあたって驚くのは、
男性であっても、結構ものを揃える必要があるということ。
着物本体、長襦袢、帯、足袋(靴下)、雪駄(靴)。
冬場であれば羽織もあった方が良いとのこと。
想像以上に費用がかかることを実感します。
さらに、着物を選ぶといっても、身体を寸法して、
自分に合った着物を作るためには仕立てからする必要があります。
仕立てからする場合は反物(丸まった生地)から選ぶ必要があります。
着物市では仕立てを中心に考えているので、
置いてあるものは出来上がった着物ではなく、生地の反物がほとんどです。
その反物も、「紬」や「御召」や「木綿」など、色々と種類があります。
「紬」とは、正絹を使った反物のことで、
「御召」とは、精錬、染色した絹糸を使い、ちぢれが出るように織られた縮緬織のことです。
(将軍が好んで着たので、この名称がついたとか。)
…本当に、選ぶものが多い。
着物が日本の歴史あるファッションだということを、実感しますね。
そんなこんな説明を受けながら、
数ある中から気に入った反物を選び、仕立て方に裏生地を選び、
着物と同様に長襦袢の生地を選び、半襟を選び。
さらに帯を選び、雪駄の緒をどうするかまでも選び。
…着物一つでも、大変ですわ。
(これから着物を初めて買う人は、少し覚悟した方がいいかも知れません。)
選びに選んだものが、写真にある着物です。
自分で言うのもなんですけれども、和服を着ると雰囲気が変わります。
恰幅がある方が、断然、サマになります。
だからと言って、最近の太り気味を肯定している訳ではないのですが…。
ま、胴周りに肉が付きやすいのは日本人の体質ですから、
その体質に似合うように作られた和服の知恵ですね。
和服に関しては、まだ初心者ですので、改めてレポートしてみたいと思います。
まだ、屋外で着れていませんし…。
楽しみながら、知識を蓄えていきたいと思います。