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2009年09月11日

読書の秋、勉強の秋(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

中国の文人・韓愈は言いました。
「燈火親しむべし」。
秋になると涼しさが気持ちよく感じられ、あかり(燈火)が馴染むようになる。
読書に一番適した季節になる…という意味です。
つまり、「読書の秋」の由来となる言葉です。

「秋の夜長」という言葉もあります。
夏から秋にかけて、徐々に日の入りが早まってくる。
また、風が涼しくなり、夜に読書や勉学に没頭しやすくなる。
日の入りが早まり、過ごしやすい気候にもなるので、
夜が長く感じられる…それが秋、素敵な季節ですね。
ちなみに、9月の和風月名は「長月」です。
由来は諸説あるようですが、最も有力なのが「夜長月」の略だそうです。

月といえば、「中秋の名月」も秋の風物詩です。
日本では、月を愛でるという習慣が古くから(縄文時代頃から)あったそうです。
今でも、ススキを飾って月見団子、栗などを盛り、
酒を供えて月を眺めるところも多いのではないでしょうか。

しかし、月を愛でるだけでは飽き足らず、
犯罪すれすれのキケンな習俗が、ここ埼玉にはある(あった?)そうです。
「十五夜の晩にはどこの畑の芋でも盗ってかまわない」とか、
「供えものだけでなく、庭の柿を盗んでも罰にならない」とか、
「十五夜の晩は、何を盗ってもよい」とか…もう、無茶苦茶ですわ。

ちなみに、「十五夜の盗み」に関する調査の分布図がありました。
北部の方(寄居や秩父のあたり)は、活発ですね(ホンマかいな)。
参照:埼玉県における「十五夜の盗み」に関する習俗の分布図

この習俗は、全国各地にも残っている、
「十五夜の供え物を子どもたちが貰い歩く」という伝承からきているようです。
しかし「何を盗っても良い」となると、警察も大変でしょうね。
昔は、普段からの地域のお付き合いや、それを踏まえた信頼関係、
また情緒あふれる遊び心があったから、
このような習俗が成立しえたのかもしれません。

今年は、10月4日(日)が、中秋の名月。
今は、エアコンも蛍光灯があって、秋の過ごしやすさを実感することも薄れていますが、
ふと月を眺めるくらいの余裕は、持っておきたいものです。


さて、「勉強の秋」ということで、改めて研修の告知を致します。
一昨日も、司会の基礎研修に関する問い合わせいただきました。
この季節に、葬儀力アップを目指していただければと思います。
↓↓↓

○葬祭セレモニー司会術[ベーシック講座](第38回) 詳細情報

葬儀社・司会業者の初心者から指導担当まで、すべての実務担当者の方々を対象に、
「意識」を高める~司会業務の捉え方、上達への視点、情報収集のポイント
「知識」を広げる~葬儀司会の表現理論、言葉の取捨選択、進行台本の考え方
「技術」を磨く ~聴く力、発声・滑舌スキル、場を重視した表現テクニックを柱とし、
           総合的な能力向上を目指します。

開催日時 :2009年9月25日(金) 10:30~17:00
会場   :ホテル機山館
      東京都文京区本郷4-37-20
      Tel.03-3812-1211
定員   :30名(先着順)
参加費  :39,900円(1名様につき)
      (消費税および地方消費税 1,900円含む)
 ※昼食代、テキスト代含む

お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより


○セレモニーアテンダント養成講座(第14回) 詳細情報

「葬想空間・葬祭館スペースアデュー」の会場協力のもと、
実際の式場レイアウトで摸擬練習
 ●葬祭接遇スタッフに求められる基本姿勢
 ●「葬送場面」の接遇リレーショントレーニング
   ~接遇応対スキル、対話術、儀式サポート

葬儀における「接遇サービス」の評価基準がますます高まっています。
とりわけご遺族に代わって参列者に対応する最前線スタッフ、
セレモニーアテンダントの行動は、会葬者として地域のさまざまな
葬儀ホールを訪れる地域住民の目に入ることが多く、
葬儀施行や葬儀社の評価に大きな影響を及ぼしています。
葬祭スタッフの接遇スキル強化には、「気持ちを汲んだ接遇」を目指す
“お客様への姿勢”とともに、理論と経験に裏打ちされた“接遇スキル”、
そしてチームで施行を行なうための“行動基準の共有”が欠かせません。
本講座では、①葬祭接遇の心構えと基本原則、および、
②通夜・葬儀の流れの中での具体行動を学び、
葬祭接遇の「意識」と「スキル」を高めてまいります。
競合他社よりも質の高い接遇サービスの提供を目指して、
社員・協力業者に関わらず、葬儀施行に関わる全スタッフの
接遇スキルの向上は必須といえます。
貴社の施行クオリティ向上へ、新人社員や現場スタッフの教育・戦力化に
ぜひこの機会をご活用下さいますよう、ここにご案内申し上げます。

開催日時 :2009年9月18日(金) 9:30~16:30
会場   :葬想空間 葬祭館 「スペースアデュー」
      東京都台東区下谷1丁目3番10号
      Tel.03-5246-5521
定員   :28名(先着順)
参加費  :39,900円(1名様につき)
      (消費税および地方消費税 1,900円含む)
持ち物  :白手袋、名刺。また当日は制服やスーツなど
      業務に適した服装でお越しください。

お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより

PS.
食欲の秋を、狭山より。
ブドウが旬です。
写真右下は、左から、黄玉、巨峰、ピオーネ。
旬の食べ物を食べられるというのは、最高の贅沢ですね。
(あー、お腹すいてきた)

 

 

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年09月11日 09:00

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