都市圏の葬儀は以前から葬儀費用が縮小している傾向にあるようです。
葬儀サポートセンターへの葬儀の相談も都市圏の葬儀が中心のようなので、
【「家族葬を望む」が7割】と書いてあると、
確かに都市圏では家族葬が望まれているのだろうなと推測できます。
ただ、この見出しだけを見れば、
「全国の葬儀で、家族葬が望まれている傾向なのかな…??」
とも思ってしまって、それが気になってしまったのです。
(私だけかも知れませんが…)
記事の内容を読めば、首都圏の葬儀相談が多い葬儀サポートセンターにおいて、
相談者の7割が家族葬を望んでいるといういことは、容易に理解できるのですけどね。
話は逸れますが、見出しは見せる側にとって重要です。
短い言葉で人の気を惹かなければ新聞は買われないし、テレビも見てもらえません。
東スポは記事の内容は希薄でも、
見出しが秀逸だから人気があったりもします(…失礼な!)。
多少の誤解を生む可能性があっても、
見出しで人を惹きつけるのが現代社会かと思います。
だから、十分に注意しておかないと、
気がつかない間に「勘違い」してしまう可能性もあるということです。
…話が脱線してしまいました。話を戻すと、
「全国の葬儀で家族葬が望まれている、という訳ではない」ということです。
さらに言うと、家族葬は葬儀費用の安いイメージがありますが、
全国で葬儀費用が極端に落ち込んでいる訳でもありません。
全国的な葬儀費用の推移を見るには、財団法人日本消費者協会が発表している、
「葬儀についてのアンケート調査」の平均葬儀費用(231万円・2007年)が無難でしょう。
この数値は、2004年の調査の平均葬儀費用(238万円)と、さほど変化はありません。
少し落ち込んでいる程度です。
また、地域によって葬儀の費用は大きく変わってきます。
「葬儀についてのアンケート調査」によると、
東北地方の平均額は282.5万円、四国地方の平均額は149.5万円です。
全国の平均額を算出するのがナンセンスに思えるくらい、
地域によって違いがあります。
ちなみに、上場企業のビューティ花壇の社長は、
葬儀1件の平均価格は200万円で試算しています。
参照:http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0910&f=business_0910_100.shtml
という訳で、気になった点は、本当に些細なことでした。
(読み返してみると、ちいさなことを気にし過ぎたか…)