このほか、有名な神社の例大祭は、
出雲大社 5月14日 、鹿島神宮 9月1日 、明治神宮 11月3日 など。
代々木八幡宮が勧請を受けた鶴岡八幡宮の大例祭は9月15日で、
かつてこの日に放生会(捕獲した魚や鳥獣を野に放し、
殺生を戒める宗教儀式)と流鏑馬が始行されたとあり、
鶴岡八幡宮の例大祭の始まりとなったそうです。
祭りの当日は、ワッショイワッショイと、
神輿を担ぐ地元の人でごった返しておりました。
老若男女、年齢や性別を超えて楽しめる行事というのも、
祭りの他には、なかなか無いですよね。
ちなみに、「ワッショイ」という言葉の語源は諸説あるようですが、
明治期の「東京風俗志」という書物によると、
『ワッショイとは、「和を背負う」、和をもって平和を担ぐ。
「和一処」、皆がひとつになって力を合わせる。 ひとつの目的を達成する』
ということだそうです。
歩く道々に小さな祭壇(神殿?)が、いくつも設けられていていました。
人々がそこに集まって休憩したり、ものを食べて寛いだり、
懐かしい祭りらしい雰囲気でした。
水引の神紋は、日本の神社では最も多い「三つ巴」。
鏡が祀られて、酒や果物、餅などが供えられておりました。
盛大な感じではなかったですが、
代々木八幡宮の誕生を祝うアットホームな雰囲気が感じられた祭でした。
それでは、また。