初級講座は21名のご参加でした。
ちょっと予想より多く、会議室が狭く感じられます。
県内シェア率42%という数字を叩き出している佐賀県のこの団体の実力や如何に・・・
私はイメージ的に、佐賀は自宅葬や寺院葬がまだまだ多いと思っていたのですが、
所属する団体の葬祭ホール使用率も高く、85%を下回る数字を見つけるのが困難、
また葬儀司会の感覚にも優れていて、とてもとても嬉しい<意外>でした。
元来、九州の人は(私もそうですが)九州から出たくないのか、
ただ単に東京が遠いからなのか、全国の人が集まる研修には参加されない傾向です。
つまり、私の司会講座の初級コースは受講したことがない人ばかりで、
付いてこれるのだろうか?という不安は、全くの杞憂に終わり、
受講生の熱気や活気でワイワイ・ガヤガヤと楽しそうにチャレンジしたくれました。
正直、ちょっと鍛えれば、結構上達するなあと思った若い人が数人はいました。
将来が楽しみです。
一回だけの講習ではなく是非継続してやっていただければありがたい。
また、MP3で学習することも興味深そうにしていましたし、
司会の講座ってこんなものなのか、という驚きもあったようです。
(参加されないから驚くのですが)
表現の理屈を学ぶということが何を意味するのか、
耳で音や音の流れを聞き分けるということが何を意味するのか、
人にニュアンスを伝えるということは、表現技術の様々なスキルと深い関係にある・・・
それらのことが次第に明らかになってくる過程が、そのまま初級司会講座だから、
興味を持ってくれたら楽しい講座に早変わりなんです。
勉強の方法やコツが掴めたら、テレビやラジオからでも勉強が出来るし、
今までは成立していなかった新たな感覚を持つ新しい自分に、やる気も漲ってきます。
これがちょっとした意識改革ですが、とても大きな変化の第一歩。
葬儀の司会は難しくはありません、しかし、そんなに簡単なものでもないのです。
世の中に氾濫する雑多な司会の中から、どのジャンルに属するのか、
司会の大事な要素って何、葬儀司会のポイントを端的に言えば何・・・など、
大枠から全体像を眺めて、必要な部分をピンポイントで掬い上げていく。
そして初心者が楽しみながら、それでいて勉強になる素材であり、
継続して学んでみたいと思われるような講座作りを目指しています。
さて、明日は上級編。
これはちょっと心配です・・・だって初級講座を受けてないのだから。
でも、頑張ります。