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2009年10月21日

長岡での結婚式 (工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先日、新潟県長岡市で友人の結婚式がありました。
新潟と言えば、大河ドラマの「天地人」。
テーマが【愛】(直江兼続の兜び前立ての文字)ということもあり、
送付状のハガキや切手など、到る所に愛の文字が入っていました。
去年は「おくりびと」、今年は「天地人」で、
新潟・山形近辺は、撮影所の恩恵を受けていますね。

披露宴はニューオータニ長岡で行われました。
余裕をもって会場に入ったのですが、ちょっとしたハプニングが発生。
何と皇太子様がちょうど休憩されていて、
私が到着したその時にホテルを出るところだったのです。
…どうりで表に白バイが10台以上も停まってたんだ。
ロビーに黒い服の人が多いし。SPなのでしょうか。

そういう訳で、ロビーからの締め出しを食らいました。
3階の控室に案内され、待つこと3,40分…ふぅ。
皇室は、厳重に守られていますねぇ。

控室で待っている間、友人がちょっとした質問をしていました。
「なぜ祝儀袋の包み方は、下の折り返しが上にくるのか。」
なぜ?と改めて問われると、その理由はハッキリと出てこないものですね。
「福がこぼれぬ様に、慶びが上を向く様に」と聞いたことはあります。
マナーとして考えると、下の折り返しが上にくる方が、
祝儀をこぼし難い(大切にしている)ようにも見えます。

逆に、葬儀で香典を包む時は、逆に上の折り返しが上にきますね。 
慶事とは逆に、不幸は早く流してしまいたいということでしょうか。

包み方に限らず、
弔事は慶事と違った方法をとることが多いように思います。
結婚式では祝儀に新札を入れます。
葬儀では香典に使用したお札(新札でも一度折ったり)を入れます。
結婚式では普通のペン(黒墨)で表書きを書きます。
葬儀では薄墨で書きます。

書いてみると、弔事のマナーというのは、
慶事とは同じ方法をとらないこと自体に意味があるのかと思います。
単独で考えると礼儀に反していますからね。
上の折り返しが上に来たら、落としやすいし。
古いお札は、汚いし。
薄墨は、読みにくいし…。
弔事は忌み嫌われる(忌避される)べき存在、という表現なのでしょう。


さて、結婚式は皇室が来られた影響もなく終わりました。
天地人に影響されたのかもしれません、お色直しは和装でした。
着物が素敵だったなぁ…。
とても良い結婚式でした。慶事は幸せな気分になれますね。
末永くお幸せに!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年10月21日 09:00

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