取材方法は、FAX・メール取材、電話・面談取材、暗記・筆記取材とある。
自分の会社がどれに相当するかで、長所・短所が分かれる。
取材についての注意点だ。(修正できるなら、なるだけ早く)
遺族のタイプもいくつか分類出来る。
これも分類方法はいくつもあるのだろうけど、相手がどのタイプであっても、
自分のやり方は常に変わらないという人がいるけど、それで良いのか?
また、真にコミュニケーションを取るとはどういうことか?
短時間で本当に可能なのか?
聞きたいことだけを、順序立てて聞いて、それで相手が満足するだろうか?
自分の知りたい情報だけ、という気持ちは分かるけど、何か可笑しくないか?
その他、様々な事柄について考えてもらった。
葬儀のナレーションで物語を作ることはない。
話の「ヘソ」がないと物語は成立しないけど、
葬儀のナレーションはその類のものではないはず。
では、どのようにして話を構成し、どのようにして作成したら良いのだろう。
序・破・急や起・承・転・結、ハコ書き・・・。
現実的な問題として、作成に与えられる物理的時間というものがある。
短い場合は、10分~20分で制作しなければならず、
かなり特殊な業務と言わざるを得ない。
その時、どういう便利な方法があるのだろうか。
それから参加してくだった皆さんの構成は、1名のみが男性で他は女性ばっか。
アマゾネス研修?・・・そんな馬鹿な・・・いよいよ来る時が来たかな?
全国の各地では、女性だけの限定講習会は数々あるが(社命で)、
特に限定していない、また全国どちらの方でもどうぞ、
という綜合ユニコム主催の司会セミナーでこれだけ偏ったのも珍しい。
10年前は、葬儀社の男性スタッフ中心で女性は数える程度だったけど、
やがてプロ司会の会社中心になり、女性参加者が圧倒的に増え、
今では葬儀社の参加も女性中心に変わったから、結果として女性中心となっている。
しかし、プロ司会の会社も漸く落ち着いたのか、
最近は原点に戻って、葬儀社からの参加がまた増えつつある。
各自が実際に取材を試みて(模擬だけど)、何を感じ、何を考えるか?
取材される側になってみて、正直どう思ったか?
創作した部分のどこが話の中心である「へそ」になるのか。
「へそ」がしっかりしていると、どういうことなのか?
文章作りを教えるなんて、数時間で出来るはずもないが、
私が受け持っているのは、スクーリング形式の司会講座ではない。
しかし今回の司会者のニーズは、文章作りにある。
だから、セミナーではどのように進めるべきか、悩んだのは事実。
物語を創作するわけでもないし、真実を追求すべきものでもない。
だから、このようにしたら・・・とお話申し上げた。
まだまだ不完全だが、出来る限りの事はやらせていただく。
来年は、もっと良いアイデアが浮かんで・・・なんてことは難しいだろう。
講師にとって、試行錯誤の日々が待っているだろう。
参加してくださった皆様、本当にお疲れさまでした。