この会社も、かつては当然のように葬儀担当者が司会を兼務していたらしいのですが、
その時代の葬儀司会は「マニュアル司会」。
誰が司会をやろうと、進行に沿って文言を喋るだけ・・・という時代。
昔はそうでした(懐かしい)・・・そこから業務が始まったのですから。
現在の葬儀司会はマニュアル司会を脱却して、進行アナウンス台本になっています。
「マニュアル」と「台本」の違いを考えていただければと思います。
そして今では、全国的に司会業務は男性から女性へと移行しつつあります。
そもそも女性の本格的参入が、この15年ですし、業務の分担化でそれぞれが効率良く、
またハイクオリティも目指すようになりました。
そこで、女性司会のクオリティを少しでも上げたいと講師依頼があったわけです。
前泊で伺ったのですが、海の近くのペンションに泊まりました。
ペンションの裏は海でした。
晩御飯が6時と決まっていましたから、あまり遠くへは行かず、海岸沿いを散歩。
普段なら風光明美な良いところです・・・が、前日の台風の影響で宿泊客は私だけ。
しかも漁師町にスーツ姿で登場という、何とも場所柄をわきまえない格好。
浮いていました・・・水に・・・じゃなくて、街に、景色に、雰囲気に。
おまけに岸壁も波に洗われ、この通り・・・落ちたらオジャンです。
しかもこのペンション・・・ウォシュレットがありません。(ガーン)
トイレに入った途端、大変なことになった・・・と。
この一件以来、私は携帯用ウォシュレットをネットでご購入!
(どこからでも、掛って来いっちゅうんじゃ・・・ウォーリャー)
し・し・失礼こきました。
誰も居ないペンションの2階は、私一人の独壇場。
1階の大浴場とまではいかないけど中浴場に浸かった後は、
パンツ一枚でウロウロしていました。
窓から覗く夜の海を見ては、空と海の境目はどこなんだあ? とか、
昼の海の顔と夜の海の顔は全然違うなあ・・・とか、時間を潰していました。
(暇で暇で、ノンビリできました)
さて、夜が明けたら初日の研修。
事務局の方にお迎えに来ていただいて研修会場の葬祭ホールへ向かいます。
死神講師のお陰?かどうかは兎も角として、業務の都合により人数は約3分の2に。
前回よりも、上手くなっていらっしゃるか、気になるところです。
今回初めて受講される方も混じっていましたが(新人とは限りません)、
基礎が出来ている、基本の理屈が分かっている方は、やはり安定していました。
やはり前回のように、基礎は基礎コースでやった方が、断然効率が良いのですが、
何せせっかくの講座だから、司会業務をやっている者は全員集合みたいになっちゃって、
少し戸惑いながらも、今回のテーマからは大きく外れ過ぎないように頑張りました。
今回の講座は1日目が少し長く、その分だけ余計な事も出来たのですが、
明日は、残念ながら物理的にその時間がありません。
初日に出られた方はラッキーですね。
こちらの皆様は、司会の準備に掛けられる時間がかなり際どく、
よって自分で独創的な原稿を作る時間もなければ、その発想も湧きません。
その点が一番の問題で、全体としてシステムの見直しをお勧めするのですが、
講座は講座で司会原稿の読みが巧くならなければ意味がありません。
どの業務も同じでしょうが、それのみで成り立っているものはなく、
他の業務と連動しておりますから、常に全体を見る視点が欲しいものです。
自分の業務だけにとらわれず、他との連動を効率良く、
そして一見関係のない業務も全体の中では意味があります。
要は、葬儀全体を俯瞰する視点が不可欠です。
今日は随分と遅くまで頑張りました。
お世話になりました。
これから片づけ30分に車移動が1時間。
さあ、明日の会場へGO!
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≪司会研修のお知らせ≫
11月20日に葬儀司会キャリアアップ研修が開催されます。
まだ、間に合うようです。宜しければ、ご参加ください。
○葬祭セレモニー司会術[キャリアアップ講座](第17回) 詳細情報
[キャリアアップ講座]では、「ベーシック講座」受講者、プロとしてご活躍中の方、葬儀社・司会業者で技術向上を目指すご担当者(葬儀司会経験5年以上が目安)の方々を対象に、
[1]司会業務上達への取り組み方と葬儀ナレーション作成方法
[2]表現理論の理解(ベーシック講座の復習と中級レベルの習得)
[3]長文ナレーションでの表現トレーニング
を通して多様な原稿に対応できる表現スキルの習得を目指します。
「葬祭セレモニー司会術[ベーシック講座](9/25開催)」 からの受講で、
さらに確実な実力アップが期待できます。ぜひご検討ください。
開催日時 :2009年11月20日(月) 10:30~17:00
会場 :ホテル機山館
東京都文京区本郷4-37-20
Tel.03-3812-1211
定員 :24名(先着順)
参加費 :39,900円(1名様につき)
(消費税および地方消費税 1,900円含む)
※昼食代、テキスト代含む
お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより