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2009年11月02日

司会研修会終了in広島 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

一泊二日の葬儀司会研修会。
17名の参加者にお集まりいただきました。
男女比率は、男性7名・女性10名・・・男性陣の比率の高さに驚きます。
近年の葬儀司会は女性の比率が断然圧倒しますからね。
しかも今回、男性陣の感性の良さにも驚きました。
葬祭ディレクター資格の1.2級を有しながら、同時に司会のレベルも高い。
これは珍しいことなのです。
だって別の見方をすれば、幕張が早くて綺麗にできるのに司会も上手ということ。
葬儀に関する知識や経験がとても豊富なのに司会も上手ということ。
接客もそれなりにこなすし、宗教上の知識も持っているし、そして司会も上手・・・。
なかなか素敵なメンバーが揃ってくれました。
葬祭ディレクターの1級を取得したから「もう終わり」というわけではなく、
貪欲に司会のクオリティを上げるためにも努力する。
合格してから、真のスペシャリストを目指す・・・
受験もせずに批判しているだけの人に比べたら断然素敵ですよね。
こういう人が増えてくれば、大変嬉しいです。

男性陣は新人を除けば、私の葬祭ディレクター試験対策講習を受けてくださっています。
だから司会の講座でも、宗教上の話をしたり、各地の習俗上の話をしたり、
あるいはマニュアルと台本の本質的な違いと考え方、
この10年の葬儀業界の変遷を見て、これからの10年を予想したり、
他人のコピーの難しさとは、音の強弱・高低・間が長い短い・早い遅い・・・
大体の理屈が分かっているので、理解しやすいのでしょう。
それでも最初は、徹底的に自分自身をコントロール出来るか、
という課題に取り組んでもらって、改めて自分を知るところから始めます。

知らない者同士が集まっても、二日間一緒に勉強するわけですから、
袖擦り合うも他生の縁と申しましょうか、隣同士に座った者同士コンビになります。
皆さん、これが不思議と仲良くなるからね・・・人間って、分からないよなあ。

○×クイズ合戦、ニュアンスの聴き取り合戦、チーム参加の模擬葬儀・・・
あっと言う間に時が過ぎ、中でも初日終了後の親睦会は大騒ぎ。
色々なお国訛りが飛び交い、他県との交流会の様相を呈している。
葬儀に於いては、取り組み方の違いに驚き、価格の差にうーんと頷き、
司会の方法論にも、考え方にも、地方差は歴然とありました。
この日、白熱した論議は一次会終了後も延々と続いたらしく、
私が出した明日の宿題との関係もあり、半数以上が広島の夜の街へ消えた。

翌日は睡眠不足から体調が悪そうな人もいたが、それぞれに発表課題も多く、
新人もベテランも関係なく精一杯チャレンジしてもらった。
司会の講座だから、司会の実技をどんどんやらないと始まらない。
他人のやり方を聴き、自分のやり方を考える・・・その力を鍛えることが大事。
参加してくださった皆さんは、それぞれに思う事があっただろうが、
地元に帰って葬儀司会を担当するとき、何か一つでも変わってくれたら幸いだ。

皆さん、大変お疲れさまでした。
・・・広島の昼も夜も熱かった。

<追伸>合格の通知が全国から。
それはそれで、とても喜ばしい。
しかし、落ちた人が存在すること、落ちる人がいるからこその合格なんだ。
合格した以上、今後は落ちた人達の分まで頑張っていきましょう。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年11月02日 09:00

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