成田空港集合時間が午後2時だったのですが、
家族総出で成田まで見送りに来てくれて、そのついでに飯食ったりお土産見たり、
私なんぞは海外に行く前からマネークリップのお土産を購入、
子供たちは千社札を作り、私の鞄にペタペタと・・・これで落ちても認識できる。
(フムフム・・・アホかっ!)
そうこう騒いでいるうちに、集合時間の2時が近づき、子供たちは寂しそう。
「帰りも成田エクスプレスに乗れるぞ」と言っても、やっぱり悲しそうだ。
来る時でさえ、全員グリーン席だから片道15000円、往復だから大変だ。
更に、帰国した時も迎えに来ると張り切っている。(もう大騒ぎ)
スイカをチャージしっ放し・・・子供たちは私のスイカを魔法のカードだと思っている。
悲しいけど・・・子供はかわいい。
後ろ髪を引かれる思いで家族を振り切り、集合時間に少し遅れて待合場所へ。
ウオーッ!こんなに外国人が多い場所は初めてだ。
私が小さい頃・・・30年以上前だけど・・・私の住む九州の僻地では、
外人というのはテレビとアニメの世界に登場するだけで、
私の周りにこんなに外国人が一杯いるなんて夢みたい。
搭乗手続きも何が何だか良く分からないうちに終了し、
今回の視察旅行を共にする皆さんと結団式が行われた。
それぞれの挨拶は、全て英語、乃至はフランス語ですると決まっていたので、
この日のために必死で覚えた英語・フランス語を披露した・・・
夢を見た。(そんなわけないだろう)
フライトが20分早くなったというではないか。
「えー、20分も早くなることあるの?」
「海外では、良くあることです」(と、添乗員さん)
何食わぬ顔で言っちゃってるよ。
(海外、油断すべからず)
「免税店で買い物する時間が少なくなるよー」と、皆さん急いでゲートへ。
既に、結構買い物をしている人がいました。
(おーい、研修旅行だぞ)
私はエコノミーでも3人掛けの通路側の席でした。
私の横のお二人は、今回旅行を共にするお二人で気分的には楽です。
しかし、そうではない席に座られた方も居て・・・ちょっと気の毒でした。
外人と外人の間に挟まれたら、俺なら・・・バタン・・・気を失うね。(笑)
スチュワーデスといえば、日本では綺麗な人が多いというイメージ(薄れつつあるが)。
ところが海外のスチュワーデスやスチュワードは、どう見てもパートっぽく、
言いにくいけど日本人に例えるならば「おばちゃん」「おっちゃん」がやっている。
(私の隣の人は、おばーちゃん、と言っていた)
さらに接客態度もどうなってるの? と疑問を呈したいくらいで、
その態度のふてぶてしさといったら・・・日本人が素敵に思えるから。
ホスピタリティという言葉がこの国から来たのかと思うと絶望する。
後々はっきりすることだが、彼らのモチベーションはお金である。
チップ一つで動きがガラッと変わるということが、寂しい限りだね。
このあたりに「マニュアル」の限界が見える。
(これ以上は無理なんだ)
備え付けのDVDを4本も見た。
見ないと時間が潰れないから見たが、一晩に映画4本・・・記録だ。
しかも日本語バージョンは限定されているから、その中から選択する。
折角だからと、見たいようで、そうでもない、見落とした映画を見た。
「世界の中心で愛を叫ぶ」「ハゲタカ」「余命一カ月の花嫁」「ヤッターマン」
これで7時間ほど、後は飯の時間が2回とトイレタイムと仮眠。
仮眠の中で登場したのは、中国ファンドに急襲された日本の赤松自動車が、
ヤッターマンの活躍で見事撃退し、余命一カ月のドロンジョと世界の中心で
「誰か助けてくださーい!」と叫んでいるところで目が覚めた。
ゴチャゴチャになっている。
俺を助けんかいっ!
尻が痛ぇ!
パンアメリカン航空だからパンパンに痛ぇ!
と思っていたら、コンチネンタル航空だった。
成田から12時間、ついに・・・ヒューストンに着いた。
(尻、真っ赤)
そのうち・・・続く。