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2009年11月30日

オーストラリアの世界地図(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

まずは、下の地図を見てください。

どこの地図だろう…と、思いませんでしたか。
実はこれ、オーストラリアでの世界地図です。
南半球のオーストラリアでは、
オーストラリアが見やすいよう南が上になる地図もあるのです。
普段私たちが見ている世界地図の上下を逆さにしただけで、
全く違う世界のように見えます。
日本も上下逆さまだと収まりが悪い感じです。

日本人とオーストラリア人では、普段見ている世界地図が違う場合があるので、
世界全体の感覚(世界観)も、全く違う可能性があるでしょう。
上下逆の世界地図の場合、オーストラリアの「下に」日本がありますからね。
そして、上記の地図を見ているオーストラリア人にとっては上下逆の日本が普通なのです。

調べてみると、オーストラリア以外にも、
各国の世界地図というのは微妙に違いがあるようです。
例えば、
カシミールが自分の領土としているインドの世界地図
カシミールに微妙な表現をしている中国の世界地図
フォークランド島がないアルゼンチンの世界地図
イスラエルがないレバノンの世界地図
など。
こうしてみると、紛争関係(領土関係)で特に、
各国の主張が入ってきているようですね。
国として当然の考え方なのかもしれませんが、恐ろしいな。

世界各国の世界地図の表現が異なるというのは、興味深いことです。
「地球は一つ」という標語もありますが、世界の見方は様々です。
逆に、自分たちの住んでいる所の世界地図が、
世界各国でも同様に使われていると思い込むことは、
国際的な交流の場で、誤解を生む元になるかもしれませんね。

視点を日本国内にもってきても、似たようなことが言えるでしょう。
地域によって文化や風習が違います。
自分の地域と同じ習俗を、他の地域もしていると思い込むのは、
誤解の元になりかません。
個人レベルでも同様でしょうか。
自分が常識と考えていることを、他の人も同じように考えているだろうと思うのは、
トラブルの元です。

しかし、本当に『当然』と思っていること程、
『違うかもしれない』ということに気付きにくいものだと思います。
物事の見方は色々あるということを、
心に留めておきたいものです。

それでは。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2009年11月30日 09:00

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