出発時間は早朝6時半、集合時間は6時15分・・・早いよ。
まだ暗いうちにバスに乗り、飛行場に到着するまでの時間で車内食をとる。
出されたのは、大きなクロワッサンとオレンジジュース。
クロワッサンはスカスカのパンではなく、中身がたっぷり入っていたので吃驚。
ハムやら卵やらグサッと詰め込んであって、結構重たいクロワッサン。
因みにクロワッサンの語源は仏語で三日月・・・中国語だと羊の角らしい。
そういえば昨日の昼食は、SCIの葬儀大学でテキサススタイルの食事だったが、
その前日のメキシカンスタイルとよーく似てたような気がしないわけでもない。
何処がよく似ていたかと言うと、パンというかナンというか、
何かしら食材を包むものを広げて、好きなものをそこに載せて貪り食うパターン。
毎回似たようなものを食わされたら耐えられない。
そこで、この夜のディナーは16オンス(450グラム)のステーキを。
でっか過ぎるでしょ、いい年こいたオヤジが食べられる量でもないでしょ。
やっぱアメリカ、味は大味でイマイチからイマニ程度。
しかもこの三日間、必ずデザートには大ぶりなチョコレートケーキ。
それも、スポンジなどは一切なく全てチョコで出来ている。
アメリカ人は、このことを「リッチ」と呼ぶらしい。
(アメリカ人の気持ちがとても理解できない)
昼近くにワシントンDCに到着。
飛行機に3時間程度乗るのは、もうへっちゃらだ。
ワシントンDCの正式名称はWashington, District of Columbia
(ワシントン、コロンビア特別行政区)と言って、
USA50州のどこにも属さない連邦政府直属の特別行政区です。
場所の選定をしたのはジョージ・ワシントン大統領だ。
昼食は大きな中華店に入ったが、接客サービスが物凄く悪いので吃驚仰天!
(ある意味、中国人は凄いと思う)
午後は市内の名所をバスで回った。
アーリントン国立墓地、硫黄島(合衆国海兵隊)記念碑、ペンタゴン、
リンカーン記念堂、スミソニアン博物館、ホワイトハウス、FBI本部、
ワシントン記念塔、国会議事堂・・・ハードすぎるでしょ、目が回るでしょ、
途中から何が何だか分からなくなりました。
さて、一つずつコメントを残していきましょう。
アーリントン国立墓地では、大声を上げたり騒いだりしてはいけない。
単なる観光地ではありません。
死者に対する尊敬の念は常識です。
ここの各墓石には、各々識別番号が刻印されており、
インフォメーションセンターに設置してあるデーターベースに氏名を入力する事で、
墓石の識別番号が表示され、墓所の位置を確認する事が出来るそうだ。
南北戦争の戦没者のための墓地として、南軍のリー将軍の住居周辺の土地に築かれた。
その後は、各大戦の戦没者が祀られ、アメリカのために尽くした人物の墓地が存在する。
現在、約30万埋葬されているそうだ。
ケネディ家のお墓もここにあったし、
天台宗の法灯のように、ずーと灯が消えないものがあって、
説明を聴いたんだけどコロッと忘れてしまいました。
硫黄島記念碑は想像以上の大きさに唖然とするし、ペンタゴンはテロ事件以降、
あたらしく作り直した壁の色が微妙に違うのが生々しい。
(下の写真の中央部分がそうです)
リンカーン記念堂では、キング牧師の名演説「I HAVE A DREAM」の場に立つ。
スミソニアン博物館は、ナイトミュージアムの映画の舞台になった場所。
至る所で、スクリーンで見た光景が広がる。
ここは入館料が無料なのだが、撮影当日も一般客を入れたらしい。
ただし、本番はお静かに・・・ということだ。
映画の撮影は、ワシントン市の収入源として重宝がられたとか。
またゼロ戦やリンドバーグの飛行機や月面着陸船も見ることが出来た。
ホワイトハウス・・・ハッキリ言って、小さくないかな。
FBI本部は中に入れるわけもなく、前を通過しただけ。
ワシントン記念塔は、リンカーン記念堂の前から眺めたがとても美しかった。
合衆国国会議事堂は巨大なドームが特徴的で、何故か築地の本願寺を思い出した。
さらに、ワシントン市内を流れるポトマック河畔。
ここの桜並木は全て日本からの贈り物です。
尾崎行雄(当時の東京市長)が贈呈し、お返しに「ハナミズキ」が贈られてきました。
正式にはアメリカ・ハナミズキというらしく、渡来したのはこの時が最初らしいです。
また湖畔の所々には燈篭が建っていましたが、これも上野からの贈り物らしい。
核に反対して、ホワイトハウスの前で座り込みを続けている方。
もう十年ほど体を横たえて寝た事はないらしい。
何でも、体を横たえると、法律上彼女は撤収されるらしいので必死だ。
今でもテントの中で座ったまま寝ているらしいです。
世の中には、物凄いエネルギーを持って生まれてくる人がいるものです。
彼女を尊敬します。(僕にはとても、そんな根性はありません)
へとへとに疲れてホテルへ。
明日は朝からNFDA(全米葬儀社協会)の研修だ。
きっと英語で夢を見るだろう。
何を言われているのか分からなくて、パニックになるはずだ。
では・・・Zzzz。