バスで回るということは、NASAがそれだけ広大な敷地にあるということ。
この敷地内には、野生のシカ(奈良県かよ)やアルマジロ、牛や蛇、
それからクロコダイルまでがいるとか・・・幸い事故はないらしいが。
(唖然・・・動物園?! どれだけ広いんじゃ)
アメリカの国土は日本の25倍。
だが人口は、2.5倍程度・・・広く感じるはずだ。
(NASAだけに、NASAから見た月の写真を)
通信室(コントロールセンター)のある建物に到着し、階段を登る。
アメリカの階段も同じだし、NASAの階段も同じなんだ・・・と安心する。
意外と狭いんだなあ・・・コントロールセンター(通信室)って。
おー、映画で見た事あるぞ、このコントロールセンターは。
アポロ13号が深刻な事態に陥った酸素タンクの爆発、宇宙船内はパニックに陥り、
ヒューストンの管制センターも事態が全くつかめない状態だった。
やがて3人の宇宙飛行士を救うべく、一つずつ問題を解決し、
地上と宇宙が一丸となり、漸く大気圏再突入。
この間、3分半交信が途絶えるのだ。
アポロ13号が大気圏に突入する際の最後の通信。
「こちらヒューストン。オデッセイ、あと1分で大気圏突入・・・おかえりなさい」
「ありがとう・・・ヒューストン」
・・・途絶えて流れる時間・・・全員が固唾を飲んで見守っている。
時計の針は3分半を経過した。
だが・・・いまだ応答はない。
再突入から4分を過ぎた。
「こちらヒューストン。オデッセイ、聞こえますか」
何度も繰り返すが応答はない。
・ ・・4分50秒が過ぎた時・・・
絶望感がコントロールセンターを包みはじめた頃・・・
「ああ、よく聞こえる!帰ってきた、ただいま!」
モニターに美しくパラシュートを開いた姿が映った。
このシーンだ。
その瞬間、コントロールセンターは爆発的な歓声が沸き起こる。
(結末は分かっていたが、不覚にも僕は泣いた)
とりあえずアメリカのお姉ちゃんから説明を聞くが、英語だからさっぱり。
(お姉ちゃんは、このレジャー施設で働く人だと思う)
聞けば、左のワッペンというかステッカーというものがズラーと並んでいて、
これは過去のクルー(宇宙飛行士)が、自らのフライトに際し、
自分たちでオリジナル版を作るということになっていて、ここに展示してある。
しかし、何回かの失敗したミッションに関しては・・・残念ながら展示できないと。
1986年スペースシャトル・チャレンジャーの事故(7名死亡)や、
2003年スペースシャトル・コロンビアの事故(7名死亡)が思い出される。
古い話だが、アポロ計画の歴史の中でアポロ1号の事故では3名死亡。
不幸にも事故で死亡した人たちについて、NASAはどうしているのだろう。
それについては、明日へ。