そして現代の高校生・大学生世代が物心ついた頃は、
すでにホームページもあったし、「ヤフー」や「グーグル」による検索も当然あった。
自分が成長するときの環境として、こういうサービスが普通に存在していた。
これを「デジタル・ネイティブ第一世代」というらしい。
彼らが世の中にデビューしてからの数年間で、社会は大きく変貌を遂げる。
特に消費者の購買行動にはその傾向が顕著に表れ、事前の店頭検索は当たり前で、
マスコミによる(特にテレビや雑誌広告による)情報操作広告はリアリティを持たない。
よって広告業界もまた大きな変化の渦の中でもがくのだろう。
広告業界だけにとどまるわけではなく、広く産業界一般に影響を及ぼすはずだ。
現在でも、徐々にだが、その傾向は見受けられると思う。
そして恐ろしいのが、その後に続く第二世代の登場だ。
つまり「デジタル・ネイティブ第二世代」は今、
中・小学生(我が家の息子世代)のガキだ。
このガキどもは(我が息子たち)物心がついた頃、
ソーシャル・メディア(ブログ・SNS・動画共有サイトなど)が普通に存在し、
インターネットに接続すれば、自分の端末にない様々なソフトを利用できる
「クラウド・コンピューティング」も存在している。
(弊社のFUNETがそれに近いだろう)
それらを使いこなし、物理的距離を超えて繋がり合う、
実際には会ったことが無いPC上の友人がいたり、という青少年期を過ごすことが、
幸せかどうかは分からないけど、現実にその環境の中で育っているのは確かだ。
実際、息子はテレビも見るが、you tubeやニコニコ動画で、
「ナルト」や「ドラゴンボールZ」や「銀魂」を繰り返し見ているし、
陣内智則やアンジャッシュのコントに腹を抱えて笑っているし、
密かに笑点の大喜利を見てはほくそ笑んでいる。
また、世界の面白動画集や面白ペット集や怖いお話など、
テレビ以上にネットに親しんでいるのは間違いない。
<ここで余談>
そもそも日本の言葉をローマ字で入力するという・・・ひらがな入力に固執する私には、
到底考えられません・・・古い私です。
しかし、今年の春、プログラミングの初歩を習い行った学校では、
そこの社長様はひらがな入力もローマ字入力もできる方でした。
ひらがな入力も、相当早いものですよ。
そしてデジタル・ネイティブ第三世代は、まだ、その姿・形が見えないが、
もっと恐ろしいことになるのではないかと予測がつく。
(私は、死ぬ頃だからあまり関係ないけど)
今、米国では、紙の教科書に代わってネットからダウンロードする
「電子教科書」が注目され始めている。
重い教科書を持ち運ぶ必要がなくなるし、常に最新情報に更新できるのが素晴らしい。
紙ベースだと書き直しが問題だから。
また経費削減にもつながるので、財政難の日本は導入を図れば良いのにと思う。
アーノルド・シュワルツェネッガー知事が、電子教科書の導入を宣言したのが今年5月。
シュワちゃん凄い!
(これは映画ではありませんよ)
米国は高校まで義務教育らしいが、ニューヨークタイムズ紙は、
「教育技術革命の始まり」と評価している。
デジタル・ネイティブ第三世代は、もしかしたら、ランドセルが無い時代か。
当然、消しゴムもなければ鉛筆も無い。
(バトエンがないのだぞ・・・バトル鉛筆のこと)
一番大きいのは辞書類が皆無なことだろう。
インターネットはハイパーリンクだから、全てリンクで検索できるのだ。
現在でも、音声入力(精度はイマイチ)はあるけど、
グーグルでは音声検索までスタートしているのだから。
まったくの手ぶらで学校へ・・・か・・・遊びに行ってるのか?
うーむ、明日へ続く。