私が小学生の頃、授業参観でお母さん方がいらした時、
髪の毛の色が茶色に染まっているだけで、白い目で見られたものです。
他人と違う格好をすることは勇気がいるものです。
髪の毛が「縦ロール」なんて、女子のアニメの世界かスナックか、ぐらいの勢いでした。
それが今や、黒い髪だと逆に目立ってしまいます。
いい年こいたオバサンが、かつては茶髪を白眼視していたオバハンが、
紫色にオシャレに染めていたりする時代ですから・・・。
また、その当時流行し始めたGパンという商品。
このズボンを穿くのは不良限定とされていました。
（可笑しいね）
しかし、その後の１０年で世の中はすっかり変わり、Gパンは市民権を得ました。
ホントに世の中は移ろいやすく、人間は身勝手なのです。
（当時、親って自分の意見がないのかって思ったものです）
４０代、５０代のオジサン達は、我々が青春時代に経験した社会の移り変わりが、
更に加速度を持って、そう・・・間もなくやってくると思わなければなりません。
原稿用紙に向かっては、鉛筆を舐め舐め文章を作り、推敲の段階で消しゴムを大量消費、
机の上のゴムかすをゴミ箱に投げ入れて、また鉛筆を舐め舐め原稿用紙に向かう。
こういう青春時代とは、まるで違う生き方をしたデジタル・ネイティブ世代が、
次から次へと社会に押し寄せてくるんですよ。
（恐ろしいですねえ）
携帯メールが十分に使えないお母さんを上から目線で笑ったり、
マウスの右クリックが使えないオバサンをお荷物扱いにしたり、
今は笑う側にいて安泰だと思っているオジサン達、今度は笑われる番ですよ。
今のうちに、奴らがガキでいる今のうちに、勉強しときまひょ！
ほな。
＜余談＞
デジタル・ネイティブ第一世代、第二世代という言葉があるならば、
弊社の工場長は30歳前後だから、マイナス・デジタル・ネイティブ第一世代。
つまり物心ついた頃には、まだ生活にデジタルは根ざしてなく、
成長して高校生・大学生頃から、その環境に適応し始めた世代ということ。
じゃあ４０代は、マイナス・デジタル・ネイティブ第二世代。
社会に出で働き始めて、必要に応じてデジタルに対応した人たち。
まだ若い時分にデジタルに対応したので、なんとかやっていける世代と、
もう手も足もでないという世代に分かれてしまう。
じゃあ５０代は?
マイナス・デジタル・ネイティブ第三世代という言葉はなく、
（元々私の思いつき造語ですからありませんが）
本文にもあったが、Gパンを穿くやつは不良だとか、
髪の毛の色が茶髪の女は遊んでいるとか、先入観で物事を決定する傾向にあるので、
そう最後のアナログ世代・・・「ラストさむらいアナログ世代」ってのはどう？
（環境がそうだったのですから、仕方ないですね）
じゃあね、アナログちゃん。
笑われないうちに、勉強した方がいいよ・・・マジで。
