閉まっていたので球場内は覘く程度だったが、それでも野球好きの私は大満足。
通算ホームラン714本のベーブルースのコーナーが大きくて目立つ。
伝説のホームランバッターだが、意外と知られていないのが、
元々は投手として活躍していたということだ。
(オリオールズ、レッドソックスに在籍)
成績については詳細に書かないけど、初登板では完封勝利。
ただ投手としての数年間で、たまに打席に立つと、ホームランの数が目立ち始めた。
4割打者である球聖タイ・カップの言葉を借りれば、
「投手だからこそ、あんな大振りが許されたんだ」と。
タイ・カップの記録は凄いが、暴言癖もまた凄い。
日本では球聖と冠されて、あまり知られていないようだけど、
大リーグ史上最も偉大で、最も嫌われた選手である。
何しろ彼の葬儀には、球界関係者は数名だったと言われているくらいだから。
タイ・カップに批判をされながらも、ベーブは色々と試すことが出来て、
やがて大振りもするけどホームランバッターとして花開く。
ヤンキースに移籍してからは、最年少54本塁打を記録するが、
何が凄いかって、当時の本塁打2位はジョージ・シスラーで19本。
3倍以上の開きがあるって・・・圧倒的だろう。
凄いよなあ、俺ベーブのコーナーにいるんだぜ。(ヒデキ感激っ)
ヤンキース公認のショップでは、物凄い人。
優勝記念Tシャツなどが飛ぶように売れている。
しかし、ちょっと待てよ・・・現地ガイドが今朝購入した、
ワールドシリーズ優勝記念Tシャツが2.400円。
全く同じものが、ヤンキース公認のショップで売られていて3.400円。
ボラれている・・・皆、ボラれている、こんなことがあっていいのか?
そう思ったが、1着買った。(もしかしたら、2度と買えないかも・・・と思い)
これがその時のTシャツだ。
(アメリカサイズだけど、一度も袖を通していません)
松井がヒーローインタビューで、同じTシャツを来ていましたからね。
今日のお昼は久しぶりの日本食だけど、市内観光しながら向かうことになった。
バスはアフリカ系アメリカ人の文化の中心、ハーレムを通るとのこと。
ハーレムと聞けば、犯罪と貧困に喘いでいた頃の印象が強いが、
近年は環境改善が進み、ガラリと変わりつつあるらしい。
バスの中から、左右に並ぶ街並みを眺めながら、ガイドの話を聞いていた。
「私の先輩に、昔同じようにハーレムを回って解説をしていた時の話ですが、
ここは危険な(当時)地域ですから、目立つような写真の撮り方や、
食い入るように見つめるのは止めて下さいね、たまに撃たれることもありますから」
とその時、バスの左右の窓ガラスがガシャンと割れ、どうやら銃弾が貫通した?
「・・・」
一瞬、凍りつくバス内の空気。
「今のがそうです」
と、言ったらしい。
(信じるか、信じないかは、あなた次第です)
まだまだ続く。