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2010年01月25日

海外視察研修⑬ ニューヨーク (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

ニューヨークに着いた夜、皆で近くのレストランへ。
旅も終りに近づくと、ホッとするのか感慨深い。
しかし訪ねたレストランはスポーツパブで、ワ―ルドシリーズの真っ最中。
しかも、第6戦。(ここまでヤンキースの大手だった)
日本を離れていたから情報に疎かったけど、
松井の大活躍でそれなりに盛りあがっていたらしい。

奥の席に座ったのだが、テレビモニターの前では酒を片手に大男たちが騒いでいる。
時折、隣の声も聴き取れないほどの歓声が挙がる。
男も女も入り乱れてのお祭り騒ぎだ。
回を追うごとに、歓声も大きくなるようだ。
日本でも大騒ぎだったらしいが、松井の大活躍でヤンキースの優勝。
しかも松井はシリーズのMVPに選出された。
そこへもってきて、日本人の団体客がこの店内に居るとは・・・。
ターゲットに・・・ならないはずはない。

大変なことになったぞ。
喜ばしいのだが、ヤンキースファンの連中は「マツイ、マツイ」と叫びながら肩を抱き、
私は松井ではありません、井手ですといっても聞く耳は持たず、
とはいえ「イデ、イデ」と肩を叩かれハグされても気持ち悪いし、
もうどうすることも出来ないとはこのことで、ラッシュアワーの電車の中で、
他人の動きに合わせて同期するしかないのと同じように、
初めて訪れたニューヨークで、メビウスの歓喜の渦に巻き込まれていった。
私は学生時代も、大人になってからも野球をやっていたぐらいだから好きだ。
が、ファンの心理には理解できない事が多々ある。
贔屓のチームが優勝したからと言って、飲んで騒いで・・・連呼して。
こんなに小躍りしながら、肩を叩き合い「マツイ」の名を呼び続け・・・。
参ったなあ・・・もう許してよ。
(日米関係には、かなり配慮したつもりだ)

ホテルに戻ったのが夜11時頃、同室だから順番にシャワーを浴びて、
歯を磨き、トイレを済ませ、と思ったら流れないのだ。(またかよ)
水圧が弱過ぎて困ったが、アメリカに来てからずーとこの調子。
ウォシュレットが無いので携帯用を持ちこんだけど、流れないのは困る。

明日は、午前中に高級葬儀店キャンベル社訪問。
その後、急遽ヤンキースタジアムを訪ねて優勝記念グッズを買い、
ニューヨークの街を専用バスで視察。
夜はワールドヨットで、夜景を見ながらのナイトクルージングと洒落込む。
この旅も、残されたのは楽しみの方が多い。
家族から頼まれたお土産購入の時間は最終日しかない。
ぐっすり眠りたい。

では、また。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年01月25日 09:00

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