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2010年02月05日

パソコン市場の変化(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先日、国内PC市場の出荷実績が発表されていました。
(参照:2009年 国内パソコン出荷概要(株式会社MM総研)
出荷台数は、前年比 4.2%減の1,305万1,000台。
出荷金額は、前年比 21%減の1兆1,580億円。
出荷金額が顕著に減少していて、9年連続で減少しているということです。
一昨年前あたりから、「ネットブック」という、
小型で5万円程度の安いパソコンが流行っていますからね。
売り上げの減少も、仕方ないでしょうか。

そういえば、先日秋葉原に行く機会がありましたが、
町に元気が無かったです(閉店している店が多くて)。
店頭に並んでいるパソコンの価格は総じて安くなっていて、
今は10万円を超えると高めだなと思ってしまう程です。

SDカードも価格破壊が起きています。
2,3年前までは、256MBや512MBのものが500円程度だったのが、
いまや1GBや2GBの商品が500円程度の値段です。
2,3年前は、1GBや2GBのSDカードは2000円程度してたのですけどね。
256MBのモノは、今では見つけるのが困難です。
パソコン業界は、移り変わりが激しいですね。

一方で、パソコンソフト面の市場は大きく拡大しています。
yahooやgoogleといった検索サービス、
mixiやgree、モバゲーといったソーシャルネットワークサービス、
twitterやblogなどの日記サービス、など。
(パソコンの話になると、カタカナが多くなりますね…恐縮です。)
特にSNSで新興企業で上場している企業は、売り上げを大きく伸ばしています。
今まで利用者がパソコンのハード機器に費やしていたお金が、
こういったソフト面に回ってきているのかもしれません。

パソコン市場を眺めていると、
葬儀市場も似たような傾向にあると感じます。
高齢化社会の影響により全体的な施行数は増加しているけれども、
売り上げは落ち込んでいる。
数年前から、小規模な「家族葬」が流行りだした。
苦境に追い込まれている葬儀社が多い…。

一方で、ソフト面は拡大しているかというと・・・
・・・ま、葬儀自体がサービス業という大きなソフトですから、
何がハードで何がソフトかという区切りは難しいですね。
しかし、白木祭壇から花祭壇へ、
そして故人の嗜好品を飾るもっと自由な祭壇への流れを見ていると、
そのようなソフト化(個人仕様化)は進んでいると思います。
最近では、型どおりの会葬礼状ではなく、
故人の人となりが少しでもわかるような、
オリジナル会葬礼状などが賑わっているのではないでしょうか。

FUNETでも、葬儀におけるソフトの充実を図るため、
現在開発を進めている所です。
・・・と、いつもFUNETの話にもってきてしまいますな(変な癖がついたか!)。

PS.
ここ数日、世間が慌ただしいですね。
トヨタのブレーキ不調問題に、朝青龍の引退、そして小沢一郎の不起訴。
例年、この時期は大きな社会問題で賑わっているように思います。
来週からは、冬のバンクーバーオリンピック。
日本の出場選手が、世間を賑わしてくれるでしょう。
気が付けば、ほとんどの選手が年下になってしまったんだな…。
時間の流れは恐ろしいですね。
同時に、歴史が動いていることも実感しています。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年02月05日 09:00

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