« 環境の変化に強いか (井手一男) | メイン | 海外視察研修⑳ ニューヨーク (井手一男) »

2010年02月12日

海外視察研修⑲ ニューヨーク (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

夜になった。
眠らない街ニューヨークの夜景はビューティフル。
なんだか花火大会を観ているような錯覚に襲われる。
子供に帰った気分で高揚し、目はランランと輝いている。
しかし、ニューヨークの緯度は青森と同じ程度。
だから寒い・・・猛烈に寒いのだが、なんでこんなに人がいるのか?
しかも、人種の違いからか・・・半袖や薄着の人もいるぞ。
酔っているのか浮かれてヘロヘロの奴だっている。
おまけに誰がピストルを持っているかもわからない。
面白いけど、脳の何処かで危険信号のアラームも鳴っている。

我々はゾロゾロとバスに乗って波止場まで。
乗船するには最低限のルールがあるらしく、ジャケットは着用しなければならない。
ディナークルーズなんて洒落たディナーの経験はない。
007じゃないから、美しい女性をエスコートなんてのも縁がない。
何が楽しいのかと思う程度で、むしろ船酔いして晩飯が入るのか?
そんな心配をよそに船は港を出港し夜の海へ。
(♪♪闇夜の国から二人で船を出すんだー・・・♪)

次々と料理が運ばれてくる。(この写真は同席した人が撮影したもの)
窓外に流れるマンハッタンの夜景を見ながら皆で乾杯。
毎日飲んでいるビールもワインも、船の上だと不思議に美味く感じられる。
相変わらず皆でワイワイやっているが、ピッチが早い。
一週間続いた海外研修の疲れを癒すにはもってこいだ。
ムードとして、演歌は決して似合わない雰囲気だったなあ。

汚くて、ルールは在って無きがごとく、でも、とても美しい素敵な街並み。
2~3日の滞在だったが、その魅力に参ってしまう・・・そんな街、ニューヨーク。

夜景に酔うなんて初めてだ。
ネオンサインに漢字が見当たらないというのが、異国感を漂わせる。
船内に様々な人種のグループが同時に存在するのも、世界の常識なのかもしれない。
こうやって自分たちを眺めてみると、日本はとても清潔だし、住みやすい国でもある。
だが、多人種間で揉まれた経験値が少な過ぎて、世界標準では非常識なのかもしれない。
簡単に表現するなら、心持ちが小さいのだ。
トイレにウォシュレットが無いなんて、小さい小さい。
シャワーのノズルが動かないなんて、小さい小さい。
トイレの水の量??小さい小さい(流れない)
英語が喋れない、小さい小さい(脳ミソ)
もっと大きな事を考え、そして人生は楽しまなきゃ!

昼間見た自由の女神像が近づく。
「夜の」自由の女神と、「夜の」と冠するだけで、それは魅力的かもしれない。
(完全に酔ったおじさんだ)
ブルックリン橋の下からの夜景も絶景だ。
電気の無駄遣い、エコに反する街だね、でも、暗いと犯罪も怖いから。
後ろのテーブルでは、プロポーズしている人。
歓声がドッと挙がった。
何でも在りだから楽しい・・・皆が超の付く積極性を持っている。
我々も楽しまなければ。


明日は、ユニオンスクエアとファーマーズマーケットの視察。
これが最後の研修になる。
ヤンキースの優勝パレードが近くであるらしいので、運が良ければ見れるかも。

続く。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年02月12日 09:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/1792

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.