個人的な見解ですが、暴利とか価格の不当さで言うと、
ブライダル業界の方がぬるま湯に浸かっているため状況は酷いと思います。
写真の焼き増しで数千円って、なぜ、そんな「当たり前」があるの?
デジタルデータを、なぜよこさないの?
その他、言いたいことは山ほどある…けど、
式が終わってからにしたいと思います。
ブライダルの暴利ぶりが批判されないのは、
それを守るマスコミもあるからだと思います。
ゼクシィとかは、まずブライダル業界を批判的に書かない。
そして、リクルート社他、数多くのブライダル関係者を敵にしたくないから、
一般マスコミも提灯記事しか書かない。
ブライダルという華やかなイメージを崩す…「騙し」とか「癒着」とか、
そんな汚い言葉を使うと、広告主から総スカンをくらうでしょう。
逆に、葬儀は批判記事が歓迎される。
批判すればするほど、それを是正するための業者が参入してくる。
価格の不透明を是正するために、イオンが参入してくる。
葬祭業界の価格の不透明さは払拭されつつあるのに、敢えてマスコミが作る。
そういえば、先月、「葬儀に料金透明化の動き
イオンがひつぎ代など明文化」という記事が出ていました。
ひつぎ代など明文化って、別に記事にするようなレベルの内容では無いのでは。
殆どの葬祭業者が、随分前から価格を透明化しています。
そもそも、今、イオンがしているような葬儀社仲介業は、5年以上前からありました。
当のイオンの葬儀というのは、その仲介業者の看板を変えただけですよね。
オリジナル会葬礼状やパネルも、自社で制作している訳ではない。
むしろ、葬祭業界流の「プライベートブランド」ですよね。
「(自社では何も作らず)葬儀の流れを作る」のが「流通」の考え方なのでしょうが、
それでどの程度の「マージン」を得ているのでしょうか。
結果的に消費者が支払うことになる葬儀料金から、
何パーセントの「手数料」を得ているのでしょうか。
その点を『透明化』しないで、
葬儀価格の透明化を促進しているかように振る舞うのは、
いかがなものでしょうか。
ダイヤモンドの特集でも、
イオンの葬儀参入に対しては歓迎の記事を書いていました。
もちろん、私もイオンの葬儀参入は歓迎ですよ。
何より葬儀が一般に触れやすくなりますからね。
ただ、今までの葬祭業者が悪で、イオンが正しいことをしている…
といった流れは、とても賛成できません。
イオンは、その葬儀の内情を自らもっと透明化すべきですし、
ダイヤモンド社も、その点を深く追及せずして特集の意味はないでしょう。
次のマスコミの葬祭特集には、期待したいものです。