しかしながら、ダイヤモンド社ということで期待していただけに愚痴しかでません。
記事の中には、
「葬儀社が最もぼろ儲けできるのが白木祭壇だ」と書かれていました。
「白木祭壇の仏教的意味はあまりなく、寺の住職の葬儀では殆ど使われない。
だから、無理をしてまで(祭壇に)大金をはたく必要はない」とも。
…寺の住職の葬儀で祭壇が使われないのは、
寺院の本堂に須弥壇、また仏具等を設置する場所があるからではないでしょうか。
葬儀で祭壇を組むのは、本尊や仏具を置く場所を作るためではないでしょうか。
仮に、住職の葬儀を葬儀社のホールで施行する場合、やはり祭壇を組むと思いますよ。
住職によっては、花祭壇にするかもしれませんけどね。
…ま、細かな点で気になることは、他にも幾つかあります。
しかし、憤りを覚える程度に、酷い内容が一つありました。
それは、「葬儀社 対応安心度」ランキングです。
「覆面電話調査(25点)」、「ファックスによる見積もり(25点)」、
「郵送アンケート(30点)」、「ホームページ(20点)」と、
色々な視点から葬儀社を得点化しようという試みは良いでしょう。
しかし、郵送アンケート調査得点(30点)を、返信率が5割もないのに、
堂々と、そのままランキングに反映させている精神が私にはわかりません。
返信の無かった葬儀社の得点は、0点です。返信すれば、平均で20点です。
業界全体で評判の良い葬儀社も、返信がなくて0点になってるんですけど…。
そもそも、半分以上の葬儀社が返信をしていない。
郵送してから返信までの猶予はあったのでしょうか。
返信率低いのなら、電話アンケートに切り替えて調査するか、
今回はデータ数値を放棄するか、まともな対応はできなかったのでしょうか。
これで信頼ある葬儀社ランキングが出ているとは、とても思えません。
一般読者が誤解したら、どうするのでしょう。
「葬儀社選びの参考にしてほしい」と、良く言えたものです。
この程度の調査の信頼度で??
これがダイヤモンド社のレベルかと思うと、失笑です。
SPAじゃないんだからさ…。
ということで、もはや罵るような言葉しか出ないので止めておきます。
最も期待していた「葬儀社 対応安心度」ランキングが、最も残念な内容でした。
そもそも葬儀業界と言うものは、
なかなか真っ当にマスコミから検証・評価されないものだということが、
今回一番実感したことでした。
ふー。
(明日へ続く)