1.葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】メインテキスト
所謂メインとなるテキストなのだが、全てパワーポイントで製作してある。
印刷用としてユニコム様にお渡しする分とは別に、会場での使用テキストは異なる。
短くとも5時間程度はノーパソ付けっ放しで全編プレゼン形式の150頁のテキスト。
アニメーションでの動きや、時として音声が入力されていたりする。
その他、テキストと連動して会場の各席にはMP3形式の雛型音声が配布される。
同時に、お持ち帰り用の音声入りCDもテキストの一部である。
2.司会アナウンス・ハンドブック
38頁のワード資料である。
構成は4編から成り、1編は家庭葬・個人葬(仏式)、2編は社葬・団体総、
3編は神葬祭(神道)、4編は参考資料(弔電敬称・禁句・各宗派の焼香回数など)
からなるアナウンス文例をピックアップしてある。
3.葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】発声練習資料
66頁からなる様々な発声練習の資料である。
その他、別紙で「外郎売り」を添付している。
4.司会言葉について
9頁から成るワード資料だが、過去に質問が多かった部分を抜粋し、
忌み言葉やその方向性、敬語について、相応しくない言葉について等が書いてある。
5.参考ナレーション(音声入り)
原則、ベーシック講座ではアナウンスと弔電がメインであるから、
次のナレーション講座への予告資料のようなものである。
その他、音楽著作権についての資料をお配りしている。
【ベーシック講座】の講習時間が正味7時間ないのが現実で、
その中でこれだけのテキストや資料をこなすのは難しい。
故に講座の進行はどうしても早くならざるを得ない。
初めて参加される方は、テキストの分量にも驚かれるが、
私が説明する量と速度の関係の中で、指摘した場所を見つけるだけでも大変そう。
更に、講習を受けた事がなく葬儀の司会をして○○年という方は特に困る。
どうしてよいか分からずに、つまり理論上も教わったことがなく、
実践の例も見た事がなく葬儀司会をやらされてきたからこそ、
極端に変な? おかしな? 葬儀司会が出来あがっている状態なのだ。
「どうしてそんな司会なのか?」と問うても、答えは明確ではない。
意味があって、このような話し方をするのだ、となればよいのに・・・残念だ。
そこで、講座の中で紹介し教えていくのだが、何せ過去の司会経験が邪魔をし、
気持では素直にやろうとしても現実の声としては癖が残ってしまう。
なかなか修正できずに、結局困り果てるという結果に・・・。
今回の受講者30名は色々な経験の持ち主が集まっておられたが、
最近の講座は二人一組になって、ニュアンスの伝え方・伝わり方について考察をしたり、
きりきらず、間について、スローダウン、抑陽の付け過ぎやプロミネンスとは・・・
についても、考えてもらいながら「言う」ことと「聴く」ことを同時体験してもらう。
巧く聴けるということは、司会者としての可能性を広げるのだ。
何より、実践に強くなれる。
悪い癖も聞き分けるし、速度の変化、音の強弱、音の高低も聞き分ける。
個別の評価はここではしないが、講座終了後に評価シートが各自に行きます。
皆様の頑張りに期待いたしましょう。
大変、お疲れ様でございました。
次は5月に開催される、第40回【ベーシック講座】でお待ちしています。