カードを送り合う文化が盛んな欧米の冗談ですが、
誤った発言や行動を取ってしまった後に、
このカードを送れば許してくれるかもしれない…というものです。
きっと、カードの送り主は彼女に対して傷つけるようなことをしたのでしょう。
このカードには「君とやり直したい」や「ごめんなさい」といった、
コンピュータ世代の、今時のメッセージが込められています。
…ただ、相手がコンピュータを苦手としていた場合は、
全くメッセージがわからないことが難点ですが。
また、この「Ctrl+Z」のジョークを見た人が、
新たなコマンドの使い道をコメントしていたのが面白いものでした。
・「Alt+F4」(アプリケーションの強制終了)…君との関係を終わらせるの意味
・もし、うまく行かなかったら、「Ctrl+N」(新規作成)を押すだけだな。
・僕も「F1」(ヘルプの起動)、君も「F1」。
など。
コンピュータが今以上に日常生活に浸透したら、
このようなコミュニケーションも日常的に行われるかもしれません。
(「チョベリバ」とか「KY」とか言うんだから、わかりませんよ…)
さて、「Ctrl+Z」(元に戻す)に話題を戻すと、
コンピュータが人類に与えた最も大きな影響は、
「修正が簡単にきく」という事が一つあると思います。
例えば、昔、手紙を書いていた人は、
文字を書き間違えるともう一度書き直す必要があったでしょう。
修正液などを使うにしても、形が不格好になります。
電子メールが出現してからは、ミスを気にせず文章を書いて、
たとえ後で修正したとしても、ミスの痕跡は残りません。
文章だけでなく、写真も同様でしょう。
デジタルカメラが出てからは、とりあえず何枚も取っておいて、
不要なものは後で消せばよい。
フィルムが無駄になることなく、何度でもシャッターを押すことが出来ます。
しかも、光のテカリや影で見にくい部分は修正もできてしまう。
堅い表情の写真が少なくなり、普段の様子の映した写真が多くなったのは、
デジタルカメラの出現が大きいでしょう。
同時に、人の集中力は低下している…
失敗してもやり直せるという生活に慣れてしまった、悪影響もあるでしょう。
「Ctrl+Z」の効かない場面で如何に集中できるか。
今後、人類が苦手とするようになるかもしれません。