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2010年03月23日

工場長の結婚(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨年の夏頃だったでしょうか?
「工場長が、結婚するらしい・・・」と社長から知らされて、それはもうびっくり!
最初は、MCプロデュース周辺のどこに、そんな出会いがあったのかと不思議でしたが、
奥様になる方は大学時代のご友人とのことで「ああ、なるほど・・・」と納得しました。
私が工場長とMCプロデュースで一緒に仕事をするようになって、
いつのまにか6年が過ぎました。
MCプロデュースがITを推進する中で、私たちにも
「パソコンを使いこなせるようになって欲しい」と社長からのお達しが出て
「ええ!今さら、そんなこと・・・」と激しく抵抗したことを覚えています。

その頃に現れた工場長は、ITについては達人で、
最初の頃は教え方が下手でしたが、その代わり根気よく私を指導してくれたものです。
ITについては何も知らない私に対して、
ちょっと短気な社長と、のんびりおっとりの工場長と、
それは絶妙なバランスで、私をその気にさせて行きました。
もちろん、今となっては私の年代にしては、
かなり使いこなしているようで感謝しています。

この数年間の工場長の社会人としての成長も、
ささやかではありますが、陰ながら応援してきたつもりです。
その彼が結婚するということは、それはまるで息子の結婚のようにうれしいことでした。
昨年の暮れには、彼女を交えて食事会をしました。
私は、同僚というよりも、小姑というか、母親のような気持ちで緊張していました。
息子に、はじめて彼女を紹介されるときのように、
とにかく下手な冗談を言いながら、ハイテンションだったことを覚えています。

お二人の結婚式は、最近開発された素敵な場所にある外資系のホテル。
スマートなホテルの雰囲気は、お二人のセンスのよさをあらわしていました。
おめでたい席に集うことなどめったにない(失礼!)我がMCプロデュースの面々も、
みんなうれしそうでした。
仕事でお世話になっている某社の方もお出でくださって、
二人を祝福していただき心から感謝いたします。

この日、私がもう一つ心待ちにしていたものは、主賓を務めた弊社代表の挨拶でした。
代表がマイクを持つ姿は、ある場所と司会セミナーのものしか知らないので、
どんな挨拶をどんな様子でするのか、興味津々といったところです。
それは、工場長も「自分的には社長の来賓挨拶がクライマックスだった」
と言っていたくらいに、工場長の人柄をそのままの言葉にして、
本音もポロリと言いながら二人にエールを送るいい挨拶でした。
聞いている私も心地よくなるような言葉にあふれていました。
その後のご来賓お二人も、お話の展開が上手で聞き惚れました。
新郎新婦入場から祝宴開始まで、たっぷりと1時間かかりましたが、
少しも長いとは感じなかったです。

工場長とお母様が二人で退室する演出には、私にも2人の息子がいるので、
3人の男のお子さんをここまで立派に育てたお母様のご苦労と、
この日の晴れ晴れしい気持ちが伝わって、こみあげるものがありました。
自慢の息子さんだと思います。
これからもお元気で、ずっと新郎を見守っていただきたいと願わずにはいられません。

結婚式というのは、新郎新婦の人柄がそのまま表れるものだと思いました。
そこに集うご友人やご両家の皆さんの笑顔を見ているだけで、私まで幸せになりました。
これから益々、MCプロデュースでの、またこの業界でのいい仕事を期待しています。
工場長、いつまでもお幸せに!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年03月23日 08:00

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