今年初めてのベーシック研修。
毎年この講座が、新しいテキストに変わる転換点の一つです。
通常、司会の研修は12月の初頭に終わり、
約3ヵ月間の冬眠期間に入るのが毎年のルーティンです。
(冬場は、葬儀社が忙しいですからね)
この冬場の3ヵ月間の間に前年のことを振り返り、
新しい内容を再構築して3月のベーシック研修を迎えることになります。
今年のテキストの第一印象は、ナレーションの基礎部分が充実したことです。
基礎と言っても基礎練習ではなくて、「変化の具合」や「音の高低」などの基礎技術、
「声のニュアンス」のトレーニングのボリュームが増えていました。
そのため、比較的「葬儀の司会」に重点を置いていた以前の印象から、
「司会・ナレーション全般」にも対応している内容になっていると思います。
家族葬・自由葬の広がりで、自由な内容への対応力が求められるようになり、
司会のテキストにもその影響が出ているのかなと思います(推測ですが…)。
研修自体は、楽しいものでした。
(厳しかった研修は、遠い昔のようですなぁ…)
女性の割合が多いというのも、
研修が終始和やかな内容になっている要因の一つでしょう。
研修の形態は、講師の講義形式が主ですが、
受講生同士で練習し合ったりコミュニケーションを取ることもあります。
ですので、受講生同士が仲良くなってしまっていることが、
最近の傾向かもしれません。
特にキャリアアップ研修では受講生でチームを組み、
ロールプレイングで「進行台本トレーニング」を行っていたので、
大いに盛り上がっていました。
受講生同士がコミュニケーションを取って学習する部分がバランス良くあると、
自分の司会を効率よく振り返れる事もあるでしょうね。
何より、人との交流があると皆さん楽しそうです。
最後は課題発表で締めて、
一日の研修の総括をするという流れは、いつも通りです。
ベーシック講座は、経験が浅い割には上手な人が多かったです。
キャリアアップ講座は、ベーシックを受けている人やリピータの人が多く、
レベルが高かったように思います。
私は、事前にメールでの研修の問い合わせがあった方に挨拶をしたり、
名刺を交換したりと、参加者の方とも多くの交流を持たせてもらいました。
今回は、遠方からお越しの方が多くいらっしゃったように思います。
(最も遠い方は、沖縄から来られていました)
大変お疲れさまでございました。
また、5月24日にもベーシック講座があります。
今回のベーシック研修で定員を超えてしまったためご参加いただけなかった方、
また、葬儀司会にご興味のある方は、是非ご参加いただければと思います。
詳細は、研修のご案内をご覧ください。