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2010年04月12日

家族旅行 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

エッセイのネタがないので、春休みの最後(3月末)に家族で行った
東北は福島県、ハワイアンズの事でも書こうと思う。
3月末の東北は、東北の南部とはいえ寒いのが常識だろう。
雪が残っていても決して珍しくはないのだ。
毎年近場へ家族旅行するのは恒例だが、寒いのは苦手だし、
元々フラダンスなんかには興味がない。
興味がない、というより興味がなかったのだ。
そもそも東北にハワイという常夏のイメージが湧くのもちょっと変だ。
そんな訳で、ずーと敬遠していたのだが、いつまでも歩かせてばかりでは試合にならん。
テレビでは、たまにCMが流れるし、それを見る限りは楽しそうだし暑そうだし、
すくなくともブルブルと震えることはなさそうだった。
いよいよ行くか、行ってみるか・・・となって早速ネットで調べた。

2年程前に「フラガール」という映画を観ていたので、
その歴史については、落ちぶれていく炭鉱の町の再建に立ちあがった女性たち。
そんなイメージを持っていたから、うら悲しい、どこかウェットな感覚でいたけど、
何しろスタートしたのが私が7歳の頃だから、今では宝塚のような雰囲気だった。
私が7歳の頃の筑豊の炭鉱も落ちぶれていく真っただ中にあり、
炭住(炭鉱住宅)が少しずつ空家になっていくし、
入る人もいないから、やがて窓ガラスだけが割られていたり、
水道の蛇口の真鍮の部分だけが高く売れるのでゴッソリ盗られていたり、
場面によっては強烈に残っている印象が強く、
どうしても同じ炭鉱ということでイメージをウェットにダブらせていたが、
背の高い、スラリとした女性群が魅せる踊りは立派なシヨーである。
様々なフラダンスだけでなく、マジックやファイアーダンスもあり飽きない。
私は一気にフラダンスファンになった。
設立当時の炭鉱の皆さんも似たような気持ちだったのだろうか。

子供たちはプールで泳ぐ。
昨年行った沖縄でも海開きが4月以降だから、3月に泳ぐのは贅沢だ。
少し肌寒かったが、子供は平気だ、風の子だ。
ウォータースライダーも何種類かあり(アイポッドタッチでも夢中だが)、
50歳を過ぎたのに面白くて子供と一緒に何回もチャレンジ。
海パンが透けてきて・・・そろそろ買い直さないとまずい。
散々遊んだ後は、温泉がまっている。

ここで問題です。
都道府県別で一番温泉数が少ないのは沖縄県ですが、第2位はどこでしょう?
我が埼玉県でーす。
だらしないでーす、といっても仕方ありませんが・・・。
その代わり私の住んでいる地域にはスーパー銭湯が乱立しています。
(座間亜美六点だ)
(翻訳・・・ざまあみろってんだ)

さて、ハワイアンズの温泉は「いわき湯本温泉」。
彼らは日本の三古泉の一つと言って譲りませんが、
一般に三古泉は「有馬温泉(兵庫)」「道後温泉(愛媛)」「白浜温泉(和歌山)」でして、
私は制覇していますが「いわき湯本温泉」は初めてでした。
でもこれからは、どのように組み合わされても大丈夫、制覇したことになります。
「日本の三古泉と言われる四つの温泉を制覇した」と変な日本語ですけどね。
勿論人工的に作ったものですが、ここの露天風呂だけはビックリするほど広い。
洗い場も何もないけど、この露天だけは本当に広いです。
(トイレの100ワット電球のように必要のない広さを誇ります)
時間によっては、露店から「影絵」も見られます。

スパ・リゾートHawaiiansというリゾート地で
「笑顔が生まれる楽園、日本が育てたハワイ」を体験してきたのだが、
いつも思うことだけど、旅行って本当に疲れます。
帰りの車中、遊び疲れた子供たちは夢の中・・・
私一人が常磐道から延々と高速をブッ飛ばし埼玉の我が家へ。
疲れはしましたが、楽しい2日間でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年04月12日 09:00

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